好きな人に、
願いをかなえてほしいときは、
嘘つきになってみる。
たとえば、
お部屋を片づけてほしいときは、
ごめん、いそがしいの、
手伝ってくれないかな、と、
お願いしてみる。
本当はいそがしくなくても、
いそがしいふりをする。
嘘に真実味があれば、
好きな人は、
きっと手伝ってくれる。
たとえば、
喧嘩のあと仲直りしたいときは、
ごめん、と謝ってみる。
自分は悪くないと思っても、
謝ってみる。
本当は彼が悪いと思ってる。
でも自分が悪いふりをする。
私が先に謝れば、
好きな人は、
きっとおだやかになる。
嘘も、ついていいのと、
悪いのがある。
ふたりの関係をよくする、
小さい嘘はOK。
相手を裏切るような、
冷たい嘘はNG.。
自分で判断してみる。
好きな人に、
願いをかなえてほしいときは、
嘘つきになってみる。
嘘は恋の媚薬。
嘘のおかげで幸せになれる。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
大きな野心のためならどんな努力もおしまないのに、身のまわりのことは全然しようとしない…。
男の人には、こういう人が多いようです。
野心家であればあるほど、生活レベルのことには無関心。
彼女のために高価なプレゼントをしたり、海外旅行に連れて行ったり。
大きなことには興味をしめしても、あなたが本当にやってほしい日常のことには見向きもしないものなのです。
そんな男の人に、どんなに
「もっとこうしてよ」
「もっとああしてよ」
と言っても、ますます逃げる一方です。
ここはひとつ、あなたが、ちょっと、嘘をついてみましょう。
たとえば、たまには料理をしてほしいのに、彼はちっともやってくれない…
という不満のあるとき。
そんなときは、
「今日は○○で忙しいの。申し訳ないんだけど、夕飯作ってくれない?」
などと、忙しいふりをして、お願いしてみてはどうでしょう。
本当は全然忙しくなくってもいいんです。
忙しいふりをして、下手に出てお願いすれば、彼も、
「よし、たまには手伝ってあげよっか」
と、思ってくれるかもしれません。
彼が、
「じゃ、パスタでもいいかな?」
などと、少しでも前向きな気持ちを見せたらしめたものです。
あなたが本当に食べたいものがパスタではなくカレーライスだとしても、
「うん、ありがとう、ちょうどパスタが食べたかったの」
と、嘘をついてみましょう。
さて、彼がパスタを作ってくれました。
アルデンテにはほどとおい、ぐちゃっ…としたパスタです。
食べてみたら、全然塩っ気がない。
どうやら、パスタをゆでるときに、塩を入れるのを忘れたよう。
こんなにまずいパスタを食べるのは生まれてはじめてです。
でも、ここで彼を責めたらもともこうもありません。
彼だって、食べながら、
「むむっ…味がない。失敗したかな…」
と思っているに決まっているのですから。
ここで責められたら、彼は2度とお料理を作ってくれなくなってしまいます。
ですから、こんなときにもやっぱり、嘘をついてみましょう。
「おいしいね。作ってくれてありがとう」
と、作ってくれたことに感謝するんです。
あなたが感謝したら、彼も嬉しいはず。
彼女を喜ばせることができた!という満足感を得られるはずです。
そして、パスタを作ったことが、小さな成功体験となります。
次はカレーライスに挑戦してくれるかもしれません
。
中華料理に挑戦してくれるかもしれません。
そのたびに、
「あなたを喜ばせることができた!」
という満足感を得ることができれば、そのうちに、自分から進んでお料理をするようになるかもしれないのです。
また、嘘は、喧嘩をしたときにも役立ちます。
喧嘩のあとに、自分が悪いと思わなくても、とりあえず
「ごめん」
と謝ってみましょう。
謝られると、人は優しい気持ちになります。
責められるよりも、謝られる方が、
「あれ?もしかして自分が悪かったんじゃないかな?」
と、反省するものなのです。
嘘をつくことで、どんどんふたりの関係がよくなっていく。
だったら、嘘って結構いいものだと思いませんか?
ちょっとした嘘。ぜひ試してみてください。
※このコラムはほぼ「恋マガジン」配信当時の内容です。
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