▼彼を嫌いになりそうなとき
「最近、彼にいらいらしてばかりなんです」
「彼に対する不満ばかり考えてしまうんです」
そんな悩みを持つ女性がいます。
いまいち理由がわからない。
だけど、なんとなく、彼といるといらつくばかりで楽しくない。
そんな悩みです。
そんな場合には、少し冷静になって、
彼のどんな言動に対して腹をたてているのかを分析してみると
いいのではないでしょうか。
▼“いらいら”を分析
分析するときには、
彼に対していらいらしたときのシチュエーションを
思い出してみてください。
そのときの彼の服装や仕草、言動を
思い出してみてください。
その前後の彼との会話、メールや電話でのやりとり、
恋愛初期と最近との違いなどについても
できるだけ思い出してみてください。
それを時系列で考えてみると、自分が彼の何に対して
いらいらしていたのかが、だんだんわかってきます。
たとえば、下記のような理由が見えてくるのではないでしょうか。
・最近、あまりメールや電話をくれない
・デートの場所を決めてくれない
・私の誕生日(あるいはなんらかの記念日)を忘れられた
・一緒にいて話しているときにぶっきらぼう
・私の話を聞いてくれない
……などなどです。
あるいは、上記とまったく逆の不満の場合もあると思います。
たとえば、
・最近しょっちゅうメールや電話がきてうざったい
・私に執着しすぎていて、恋愛以外の時間を彼が持たない
・束縛されているように感じる
・あまりに私を好きだという態度をとられてうざったい
などなどです。
▼恋人は、私の“鏡”
このように、彼の“嫌なところ”がはっきりしてきましたら、
今度は、自分の言動をチェックしてみることをおすすめします。
すると、意外と、自分も彼とおなじような言動をとっていた、
なんてことが多いのです。
そして、自分で自分のそのような言動をあまり好きではない
場合が多いのです。
これは、心理学でいう【投影の法則】が背景にあります。
人間は、自分の嫌な部分と同類の性質を他人の中に見つけてしまうと、
その他人に対して嫌悪感を持ってしまう部分があるのです。
つまり、恋人は、自分の“鏡”と言えるわけです。
▼どこにでもいる、私の“鏡”
これは、恋愛に限ったことではありません。
会社の上司、同僚、部下などに嫌悪感を持った場合や、
家族や友達に嫌悪感を持った場合にも、
いったん自分をふりかえってみると、まったく同じような
ことをしているケースが結構多いのです。
嫌悪感を持った相手は、自分の鏡です。
そう思うと、なんだか相手に対しても優しくなれるような
気がしませんか。
そして、自分の嫌な部分を変えていこうという気に
なりませんか?
自分が変われば、周囲も変わります。
周囲に変わってほしいと“いらいら”するよりも、
まずは自分から、変わっていきたいものですね。
●関連コラム(バックナンバーより)
【恋の粉飾決算】
【ひとりになるのが寂しい】
【好きなのに別れたいとき】
【別れたいのに別れられない】
【サヨナラの伝え方】
【彼といても、退屈】
【勝手な彼】
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