好きな人と結婚したら
どんないいことがあるの?
そんなふうに悩むときがある
こうして
彼とつきあっているだけでも
けっこう楽しいし
自由だし
いったい
結婚のメリットって…?
そんなときは
いくつかのデータを
参考にしてもいいのかも
データを見てると
ふーん
みんなこんなふうに
思っているんだ…
ということがわかってくるし
だけど最後に
結婚するかどうかを
決めるのは、わたし
まわりの意見に左右されないで
決めていきたい
だって
結婚するのは
ほかでもないわたし、なのだから
・ ・ ・ ・ ・ ・
▼理想の結婚年齢
「30歳になる前にどうしても結婚したい」「そろそろ35歳だし……」そんなふうに、自分で自分の結婚適齢期を設定している人が多いようですね。
これはやはり、ときどきテレビや新聞、ネットなどで発表される、国の平均婚姻年齢を意識する人が多いからなのでしょうか。
男女共同参画局のデータによれば、令和2(2020)年の女性の初婚年齢の「平均値」は29.4歳、婚姻が最も多かった年齢(初婚年齢の「最頻値」)は26歳。男性についても同様の傾向が見られ、令和2(2020)年の初婚年齢の「平均値」は31.0歳、初婚年齢の「最頻値」は27歳のようです。
ちなみに、過去に私がネット検索して調べた厚生労働省の平成13年度(2001年度)のデータによりますと、男性の平均婚姻年齢は30.4歳。女性の場合は28.2歳でした。20年ほど経っているのに、さほど変化はないばかりか、結婚若返り化? という結果です。
そういえば、ちょうどこのくらいの年齢の方から、結婚のお悩み相談をよくいただくのですよね。
もう今や、それぞれの生き方が尊重されている時代です。すくなくても、建て前ではそのはずです。結婚適齢期なんて気にしない方がいいんじゃないかな? と思のですが、やはり、多くの方が「平均値」を気にしているようです。
▼結婚のメリット
そろそろ結婚をしたい……だけど結婚は未知の世界……はたして結婚したらどんなメリットがあるの……? それを想像しきれずに、思い悩む人も多いようなのです。そこで今回は、結婚のメリットをいくつかまとめてみました。
●世界でいちばんの味方ができる
結婚したら、多くの人は一緒に住み始めますよね。ひとつ、屋根の下……。つまり、これほど人間と人間が近距離でコミュニケーションをとるシチュエーションは、ほかにはまずありません。
それだけに、コミュニケーションも難しいのですが、そのコミュニケーションがうまくいったときには、結婚相手が世界でいちばんの自分の味方なのだなと感じることでしょう。結婚相手は、ときに、血のつながった家族以上の心強いパートナーとなってくれるはずです。
●楽しみは2倍に、悲しみは2分の1に
結婚相手と良好な関係を築けた場合。あなたが楽しいと思ったことを一緒に楽しいと思ってくれる人がもうひとりいつもいるということです。たとえばあなたが道に咲いている花をとてもきれいだと感じ、そのことを彼に話したら、彼もそうだねと共感してくれる……あなたの楽しみは2倍にも3倍にもふくらむはずです。
逆に、もしも悲しいことがあったら、その悲しい気持ちを理解しようとしてくれる人がいつもそばにいるということは、生きていく上でとても心強いことです。
●好きな人と毎日会える
恋愛時代には会う時間を約束してデートをして……と、段取りが大変ですし、お互いに忙しいとなかなか会えなかったりしますよね。
でも、結婚して一緒に暮らし始めれば、段取りに手間をかけることなく、毎日一緒にいられます。(もちろん、お互いの仕事環境などによって無理なこともありますが。)そして、毎日好きな人と会えるということで、心は安定しやすくなります。
●社会的に認められやすい
残念ながら、未だに、結婚していない人に「結婚はまだなの?」「なぜ結婚しないの?」と質問責めにする人がいます。質問責めにあったことがストレスにつながり、ウツウツした気持ちで過ごしている独身女性も少なくないようです。
結婚している人が「どうして独身のままいなかったの?」と責められる場合は、それほどありません。つまり、結婚している方が、他人の余計な言動に苦しむことが少ないのです。
もちろん、本来、結婚は他人のためにするものではありません。ただ、周囲の言動を人一倍気にするタイプの人は、結婚しておく方がストレスのない生活を送ることができるのかも知れません。
●出産の環境を整えやすい
未婚カップルよりも夫婦の方が出産しやすい、という社会的状況があります。結婚していないふたりの子供は、戸籍上「非嫡出子」と明記され、夫婦が出産した場合の「嫡出子」と明確に区別されてしまうのです。
そしてこのことが、進学や就職時にも影響を及ぼすことが多々あるようです。このような世間の風潮に私は反対ですし、どんな環境で生まれた子供も平等だといいのになと思うのですが……。
現実には、婚外子に対する差別が多いため、結婚している方が出産する環境を整えやすいと言えるでしょう。
●法的安定を得られる
もしもあなたが結婚をし、あなたの結婚相手が浮気をしたとしたら……。あなたが結婚相手の浮気のことについて
数百万円単位の慰謝料を請求できるでしょう。(浮気の程度や相手の収入によって、最終的な支払い金額は異なります。)
逆にあなたが浮気をした場合も、慰謝料を求められる可能性があるわけで、つまり、結婚したふたりは、浮気を禁じられているわけです。結婚すれば、法的には、好きな人をひとり占めにできる……というわけなのです。
●出世しやすい
結婚していないと出世できないという会社が、まだまだあるそうです。そればかりか、結婚していないと一人前と認めてもらいにくい会社もあるようです。なんて古い体質……。
私は、そんな会社は辞めてしまって、自分の思うようにのびのび生きる方がずっとしあわせでは……と思うのですが。ただ、どうしてもその会社で出世したいと思っている場合には(あるいは、あなたの彼が思っている場合には)結婚することがふたりのしあわせにつながることもありそうです。
▼自分の気持ちを大切に
さて、今日は結婚のメリットをお届けしましたが、いかがでしたか。これだけメリットをあげながら言うのもなんですが、私は、結婚しないメリットを感じている人も、けっこういらっしゃるのではないかと思います。
結婚しなくても恋人を「世界で一番の味方」と思える人もいるでしょうし、「楽しみは2倍になり、悲しみは2分の1になる」と思っている人もいるでしょう。結婚していない人が出産してもちっともかまわないと思いますし、出産しない人がいてもいいのではないかと思います。
そして、結婚している人もしていない人も、のびのびと生きられる世の中になればいいのになあ……とも思うのです。結婚するかしないか。どうぞ、ご自分の心の声を大事になさってくださいね。よろしければ、前回の「結婚するか、しないか」のコラムもご参考にされてくださいね。
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