なぜかいつも、
結婚している人ばかり、
好きになってしまう。
気がつくと、いつもいつも。
それは、
たまたま好きになる人が
結婚していただけ。
それも真実。
だけど、もしかしたら、
違う理由があるのかもしれない。
ちいさいときの経験や、
いろいろの理由から、
いつのまにか、
不倫を選ぶ自分を
つくってしまったのかもしれない。
だから、
不倫から抜け出したいなら、
自分の過去をちょっと
ふりかえってみる。
どんな自分だったのか。
それが、
どんな今をつくったのか。
そして、今の自分を認めながら、
新しい自分を想像してみる。
・ ・ ・ ・ ・ ・
▼不倫ドラマ
みなさん、こんにちは。読者のみなさんは、恋愛ドラマはご覧になりますか?私は、すーごく好きなんです。夕方に自宅で仕事をしていると、ついつい再放送のドラマ見たさにテレビのスイッチを入れてしまいます。
結構古いドラマなのですが、「Age,35 恋しくて」も、再放送の夕方によく観ていました。知ってる人、いますか? 典型的な不倫ドラマ、です。
主役の中井貴一さん演じる島田英志は、食品会社の課長。田中美佐子さん演じる奥さんと、ふたりの子供&マイホームのローンを抱えた男の人です。英志は、特別大金持ちというわけではないけど、会社でも順調に昇進し、あたたかい家庭を持つしあわせな男。の、はずが、同じ会社の総合職の照井ミサ(瀬戸朝香さん)と不倫におちていきます。
毎回、スリリングな終わり方なので、ついつい「次回も見たい」と思ってしまうドラマでした。
▼家庭があるのに…
しかし、「奥さん」側から見たら、島田英志は「どうしようもなく、ひどい夫」……なのですよね。だって、愛人の照井ミサを妊娠させてしまい、そのことが奥さんにもばれてしまうんですもの……。英志の行動を見ながら、「ああ、なんて煮え切らない、やな男」と、正直感じました。
不倫をするならするでかまわないのだけど、あまりに優柔普段で。朱美にもミサにも優しくて。妊娠までさせて。見ながらいらいらとしてしまう。でも、そのいらいらがあるから、また見てしまったのですけれど(笑)。
このドラマを見ながら、私は、照井ミサのひとつひとつの強がった台詞に心がひりひりとしてしまいました。妊娠しているというのに、ミサは英志に言うのです。
「もう、舟に戻って。私はだいじょうぶ。子供をおぶって泳ぎます」
そう言って、強い女のふりをして、自分から英志の前から去っていくのです。
▼なぜ既婚者を好きになるの?
この照井ミサのように、現実の世界にも、既婚者との恋のことで悩む女の人がたくさんいます。そして、その多くの人は同じような経験を何度もくりかえしているんじゃないかな?という気がしています。
本人は、「別に既婚者を選んで恋をしているわけではない」つもり。だけど、なぜかいつも既婚者を好きになってしまう……。という方が多いのです。
では、なぜ、ついつい既婚者を好きになってしまう……という女の人が後をたたないのでしょう?
▼不倫好きは、お父さん好き
既婚者と恋をしている独身女性は、よくこんなことを言います。
「同年代の男の人は子供っぽすぎて」
「一緒に仕事をしているうちに上司がかっこよく見えちゃった」
「独身の人の中には、頼れる人がいないんだもの…」
これらの理由のそれぞれが、きっと、みなさんの本音なのでしょうね。でも、実は、みなさんがあまり口にはしないことなのですが、もっと大きな理由があるのです。ついつい既婚者の人を好きになる人には、小さいときにお父さんからとても可愛がられた女の人が多いのです。
小さいときに、あまりにお父さんから可愛がられますと、「私はお母さんから、お父さんを奪ってしまったのではないか」と感じてしまいがちです。もともとお母さんのパートナーであるお父さん。そのお父さんをお母さんからとってしまった気持ちになり、罪悪感を感じてしまうのです。そして、一度こうした罪悪感を感じてしまいますと、その後は不思議と、「罪悪感を持つ恋愛」、つまり不倫や浮気を無意識のうちに好むようになりがちなのです。
また、お父さんにあまりに可愛がられた女の人は、恋愛そのものに対しても、常に罪悪感を持つようになります。「恋愛することは、お父さんを裏切っていることではないか」と、自然に思いがちになり、いつも、恋愛と罪悪感がイコールで結ばれてしまうのです。
▼罪悪感を持たない恋をしよう
そこで……。今、不倫中で、どうにか不倫地獄から抜け出したいという方は、ちょっとだけ、昔のことを思い出してみてほしいのです。小さいときの、ご自分とお父さんとの関係を。そして、ああ、やっぱりとても可愛がられていたなという方は、「私の心の中には、恋に対する罪悪感が無意識のうちに育っているんだな」自分の内面をまずは認めてみるといいと思います。
気づき、認める。一見、たいして不倫解決法とはほど遠いように感じるかも知れませんが、実はこれが一番大事なことなのです。自分はどんな人なのかを、まずは知る。それを、責めたりしないで、ちゃんと認める。認めたら、今度は自分に対して、「恋することは、罪悪じゃないんだよ」と、言い聞かせてみる。ときには、口に出して言ってみる。
そうやって過ごすうちに、次第に「恋=罪悪感」という呪縛から逃れられるようになるのです。既婚者との恋にサヨナラしたい、あなた。ぜひ、試してみてくださいね。
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