こんにちは、アンジーこと安藤房子です。
はじまりましたね、新月9!
めめと架純ちゃん、琴音ちゃんの新月9「海のはじまり」。「silent」(2022年/フジ)の脚本・生方美久氏、演出・風間太樹氏、村瀬健プロデューサーが再び結集ということで、予告編を見たときから娘のリリ19歳とともに、とても楽しみにしていました。なんせ、「silent」が(ほぼ)最高でしたので。
ただ、この前と前の2作も、キャストを見てとても楽しみにしていたのに、とても残念な内容だったので、「もうフジはダメなのか?」と、少し不安でした。だって、前の2作は、主役を病気にしたり死なせればいいのか……?
という、ファンタジー色があまりに強くて、どこかのアニメをつぎはぎしたような内容。会話の内容も間もわざとらしくて、ストーリー展開もお涙頂戴でわざとらしくて、娘とふたりがっかり。
「キャスト偉いよね、どうにかキャストでもってるね」
と、ため息をついていましたので……。なので、またそうではないことを心から祈りながら、観ました。娘と手を合わせて
「頼むね!」
と言いながら観た新月9……最初の10分観て、もう安心でした。今回はだいじょうぶだね、そうそう、こういうのを観たかったんだよね……と、リアリティあるセリフ、早すぎず、ゆったりとした役者さんたちの「ま」。めめが「めざまし」などで「丁寧に作っている作品です」と話していたとおりでした。
よかったー……。
ただ、架純ちゃんの出演があまりに少なくて、まるで琴音ちゃんがヒロインのような感じで……もう少しどうにかしてほしかったかな……。ストーリーの流れとして、こうしたい気持はわかるのですが、今回のヒロインは架純ちゃん。作り方を少し工夫すれば、架純ちゃんのシーンを増やせたはずだと思うんですよね。ストーリーを重視したあまり、初回でヒロインの魅力があまり出せていなかった気もします。
NHK大河ドラマの初回は主役の子供時代シーンばかりになりがちで、それもあまり好きではないのですが、そしてそれと似た作り方のような気もしますが、また意味は違いますよね。NHKのは主役の子供と大人。でも今回のは別人であり、ヒロインではない琴音ちゃんの回みたいになっちゃってるからね……。
と同時に、少し心配なのは、「silent」のラスト2話のような、ちょっとわざとらしい急展開にしようとしないかというのが少し心配。これは想像なのですが、作り手たちは、最初の作り方でやっていこうとしたのに、関係者から「もっとドラマティックに盛り上げて」などと指示が出て、「silent」のラスト2話は少々がっかりな内容になってしまったのではと感じています。あの終わり方が、その後の月9の、超ダメダメな演出のはじまりだったではないかと……。
あのヘンに視聴率を意識したようなヘンな演出は……今回はどうかやめてほしい、最後まで楽しませてほしいと心から願います。なんとなく、透けて見えるんですけれどね。
「海のはじまり、そして、夏の海のなんとか……」
というセリフで、静かなハッピーエンドになる風景が……。でも、わざとらしい演出さえなければ、それがいいかな、納得の最終回だなとも思います……と、かなり勝手なことばかり書いてしまいましたが、心から楽しみなドラマです。ドラマ大好き、月9で育った世代としては、月9黄金時代を取り戻してほしいです。
※「海のはじまり」のこと、あれこれ書いています。よければどうぞ♪
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それでは、また書きに来ます。アンジーでした。