こんにちは。アンジーこと安藤房子です。
クリスマスイブですね~。
この季節は社交ダンスの世界でもダンス・パーティーが増えて華やかです。お教室で習っている場合には、希望により、習っている先生と衣装を着て踊ることもできます。ペアで習っている場合には、自分たちのオリジナルダンスを披露するいい機会です。
でも、今思えば、私にはそういう「笑顔で社交ダンスを楽しんだ」記憶がほぼ皆無なんですよね。所属サークルの発表会には出ましたが、それすらも「修行」という認識で……。
もちろん、華やかに楽しみたかったのなら、いくらでも機会はあったと思うのです。
鬼コーチH夫さんから教わっていたとはいえ、他の先生を知らなかったわけでもありません。だけど私はやはり、社交ダンスを楽しむというより上達したかった……
なので、基本的にはH夫さんのレッスンを軸としておりました。そして、「10DANCE」で竹内涼真が練習していたクカラチャや、その元となるルンバ・ウォークを延々と練習する日々……
でもでも、でもです。
いつまでたっても、思う存分には踊らせてもらえない。ダメなところの修正ばかりの毎日……いつになったら私は踊れるようになるのだろう?……そんなふうに感じたこともあり、私は、いわゆる「普通のダンス教室」にもいくつか行ってみました。そのうちのいくつかの教室には、定期的に通ったりもしました。
「え、ちゃんとコーチがいるのにさらに……?」
そう思われるかもしれませんが、むしろ、私が所属していたサークルでは「どんどんいろんな先生に習ってみて」という空気でした。
それはおそらく、H夫さんが「ほんとうの社交ダンスの先生ではなかったから」かもしれません。H夫さんはアマチュアC級の競技ダンサーであり、すぐにでもB級に昇格しそうな勢い。スポーツクラブのインストラクターでもあり教えることはプロ。でも、社交ダンス講師の資格を持っていたわけではなかったのです。
社交ダンスの先生の国家資格はありません。でもJBDFやJDSFという社交ダンス団体が出している資格を持ち、教室を開いたり教室に勤務しながら、団体が運営するイベントや競技会に関わりながら教えていく……それがいわゆる「普通の道」です。なんらかの資格がないと、教えることはできても正式な競技に参加することができません。
H夫さんはかなり真剣に社交ダンスをしていたと思うし、今ふりかえってみてもものすごいダンサーだったと思いますが、私たちの先輩という位置づけで教えてくれていて、「もっとちゃんとした先生からも習ってみては?」とも言われていたのです。
そんなわけで、私もいくつかの社交ダンス教室を訪れました。たしか6か所は行ったと思います。H夫さんが習っている先生や、自分で探した教室……いろいろ行きました。どこも、どの先生も、ダンスを楽しみたい人には素晴らしい教室と先生だったと思います。
私自身も、新しい世界を教えていただきました。鬼コーチH夫さんの元ではまだ教えてすらもらえなかったラテンのサンバやジャイブ。そしてH夫さんはまだやったことがないというスタンダードのワルツやタンゴ……いろんなダンスを「かじる」ことができて、普段とは違う世界を知ることができました。
だいたいどのスクールでも、当時は団体レッスンなら50~60分で1000~1200円程度。先生のパーソナルレッスンなら30分で3000~5000円くらいだったと思います。
どの先生もとても魅力的で、今もSNSでのやりとりをさせていただいている先生や、一緒にご飯する友達になった先生もいます。みなさん、本当に教え方も上手で、素人の私からしたら、なにもいうことはなかった。
ただ…
教室の団体レッスンでは、私にはちょっとものたりなかったんですよね。もっとダメ出しして、なおしてほしい。もっとたくさん質問をしたい……そんな気持ちがわいてきて消化不良なのです。
でも考えてみたら当たり前のことなんですけれどね。1時間くらいのレッスンで基礎と振り付けと実際に踊る時間と。そうしたら、個別の「できないこと」を細かく指導する時間なんてそうそうありません。
それに、参加している生徒たちのほとんどは「趣味」で社交ダンスをしているんです。私みたいに「なんとか競技会に出たい」なんていう人は、そもそも団体レッスンにはあまり出ておらず、パーソナルレッスンを受けます。
もちろん、パーソナルレッスンも受けてみました。先生ごとにカラーはありましたが、どの先生も素晴らしかった。だけど、けっこうな金額を支払わなければならないし、上達するには週に1回以上は通いたい。
といっても……
通ったところで、当時の私には一緒に競技ダンスに出てくれる相手もなく……ひとりで先生に教えてもらうしかない。
その先にできることと言えば、先生に振り付けてもらい、先生がいらっしゃる教室で踊ること。それ以外の最終地点が見えてこない……。ペアで先生に指導してもらう人たちのような開かれた未来を感じることはできませんでした。
それなら、鬼コーチでいいや……もとい、鬼コーチがいいや。
毎週1度は、数人だけのサークルで3時間半教えてもらえる、それはワンコイン未満。なおかつ、かつてはスポーツクラブで60分6000円だったパーソナルレッスン料金も、もう馴染みとなり90分で6000円に。クラブ外の地区センターなどを予約してたっぷり教えてもらえる。そのときに、かつての姿勢改善やストレッチのレッスンだけではなくダンスも教えてもらえる……
それなら、鬼コーチにとことん教えてもらいたい。
そんな結論に達しました。
おそらく私の場合は、先にある程度は鬼コーチから習い、基礎ベースの理論を知ってから「外の世界」に行ったので、ほかの先生の言葉があまり入ってこなかったのかもしれません。
また、先生によって教え方はいろいろです。私は理論派の指導方法が好み。感覚派の指導方法は苦手でした。たとえば、「もっと堂々として踊って!」と感覚的な言葉で指導する先生もいます。でも私は、そうした感覚的な指導よりも、「もっと胸を前に出して、肩甲骨をギュッと寄せながら踊って!」と理論的に指導されるほうがわかりやすかっったのです。
このあたりはもう、先生との相性なのでしょうね。私のような運動初心者には、堂々とするには身体のどこをどうすればいいのかが、まずわからなかったのです。なので、ひとつひとつを具体的に教えてくれる鬼コーチが結局のところ理解しやすかったということです。
いろんな先生に習う良さは、もちろんあると思います。世界が広がるし、違う視点でダンスを感じることもできる。こう言ってはなんですが、先生だって人間ですから、長所もあれば短所もある。あの鬼コーチにも短所はありました。
一生懸命にひとつのことを教えてはくれましたが、全体を見渡す視点はあまりないタイプでした。こまかく教えてくれたことを踊りにちゃんと落としこむ時間をもうすこしとってもらえたら……と思うこともありましたし、それは今でも思います。練習内容のバランスに、すこし偏りがあったのではないかと。
でも、いろいろ言っていてはきりがありません。誰よりも私の動き方のダメなところを知り、とことん指導してくれる人は、鬼コーチしかいなかった。だから、ついていこうと思うしかありませんでした。ついていこうと決めました。
こんな、運動が苦手だった私が言うのもなんですが、ダンスのダの字も知らなかった私が、たった3、4年でアマチュアC級戦に出場することができたのは、自分の努力はもちろんありましたが、いいコーチとめぐりあえたからなのだなとつくづく思います。
そして、途中でよそ見をして、「違う世界」を知れたことも、上達につながったと思います。自分に合う練習を見つめなおすことができたからです。
……というわけで、まだまだ社交ダンスの話は続きます。この続きはまた次回、お話ししますね。
当時の経験をもとに、私は現在、自己肯定感をあげるストレッチや姿勢改善、呼吸法やウォーキングの指導もしています。こうしたレッスンをふくめたカウンセリングで元気になられる方がとても多いです。いわゆる「普通の心理相談」と同じくらい人気のあるメニューです。
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そしてそして昨日は、日帰りで箱根に行ってきました。ちょっと詳しく書きたいので、これはまた別投稿にいたしまあすね。
それでは、また。アンジーでした。
★妊娠・出産・育児本。リリのことを書いたこの本が韓国で翻訳出版されたのはとてもうれしい出来事でした。そのあと日本でkindle(電子書籍)に。
子宮筋腫、切迫流産、高齢出産、臍帯(さいたい・へその緒)脱出でおぎゃーと泣かずに産まれてすぐに保育器へ。退院後すぐに毎日15時間働き続けた私からの心理学的育児本。働くママさんにメッセージを送りたくて書きました。ぜひ。
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※日記は、日々の出来事や日々感じたことのなかで印象的だったこと、お伝えしたいことを書いています。起きたことのすべてを書いているわけではありません。
※執筆やメディア出演の仕事については日記に記載することもあります。日々のカウンセリングの仕事については守秘義務の観点から基本的に書いておりません。














