こんにちは。アンジーこと安藤房子です。
そもそも社交ダンスをはじめたのは仕事のためという思いでしたが、それにしても長く大変な道のりを歩くことになりました。もともとパーソナルトレーニングで自主練の大切さを教えてくれたH夫さんから社交ラテンを習いはじめたわけですから、当然、自主練が基本となっていきました。
もともと教えてもらっていたストレッチを1日1セットで60分程度。それに加えて、週1で教わる社交ダンスの基礎の自主練タイムが30~60分。とにかく、教えてもらったことを次回までマスターしようということに必死でした。
社交・ラテンは、まずは基本のルンバという種目から習得していきます。そのあと、チャチャ、サンバ、パソドブレ、ジャイブ……と習得していくのが基本です。競技会では、出場する級によって競技種目が違い、上の級になるほど種目が増えていくのです。そして、まず必要なのがルンバとチャチャなのです。
ルンバと言えば、「10DANCE」では竹内涼真のセクシーな腰の動きが印象的でしたよね。あれはクカラチャというラテンの基礎の動きですが、あれをやる前に最初に習得するべきなのがルンバ・ウオークです。それができてはじめて、クカラチャができるようになります。
そしてもちろん、社交ラテンを習いはじめた頃の私は、なかなかできるわけもなく……H夫コーチからなんと言われていたか?
「安藤さんは、踊る前に、歩けていません、立てていません」
……まあね。生まれてこのかた、立つことをがんばったことなど一度もないので当たり前です。踊る以前の問題。歩く以前の問題。なんどもなんども注意され、毎日毎日自宅で自主トレ。正直、ただのアマチュアでフルで仕事をしながら育児や家事をしながら、こんなに姿勢の取り方から歩き方の練習をしたのは私くらいじゃないかというくらい時間を費やしました。
立ち方ですが、ときどき、ラテン系の人はつま先のほうに体重を乗せすぎて反り腰になっている場合がありますが、これはNG。腰に負担がかかるばかりか、ヘンにラテンを意識したヘンな姿勢になってしまいます。いわゆる「へっぴり腰」という態勢のことです。こうなってはダメ。
つま先の手前のボール(母指球)の部分でで立ちます。踵にも体重を乗せ、つまさきでは床をつかむような気持ちで立ちます。つまさきはバレリーナのように90度にひらく。太ももやふくらはぎの筋肉は内側から外側にまわっているような感覚で、お尻の穴と梨状筋をキュッと占める気持ちで立ちます。
すこし堂々と胸を張るのですが、肋骨が開かないように注意。大きく息を吸って、息を吐きながら肋骨を閉まっていきます。手の指先で肋骨のあたりをさわり、閉まっていく感覚を指先に感じながらゆっくりと息をはききります。
顎の下はこぶしひとつはいるくらい空間をつくります。そしてすこし顎をひき、肩が内側に入らないように注意。方を「ひょいしょ」と後ろ側に一度まわしてまっすぐ落とすといいです。
こうして立った姿勢を大きな姿見で横からもチェック。上から耳、肩、腰、くるぶしが一直線になっていたらいい姿勢です。
こうして上手に立てたら、次に習得したいのは、足を前後にどう運ぶか……つまり歩き方の基本です。
歩くときって、前に出すほうの足が最初に動くんじゃないんですよね。たとえば右足で一歩前に歩くためには、その前に左の骨盤を後ろにひきます。このときの骨盤のひき方がたいせつなんです。まんなかの軸からぶれて横に身体が流れないこと、軸を乱さないことです。
よくH夫コーチからは
「自分を焼き鳥だと思ってください」
と言われたものです。
立っている自分は、上から下までグサッと一本の串で刺されている。なので、どんなに身体を動かしても中心の軸はぶれるわけがない、ぶれてはいけないと……。
そう意識しながら左の骨盤を後ろにひき、右の膝を前に出す。このとき右の膝は、ほぼ真正面に向かって動きます。間違えても、後ろにひいている最中の左の骨盤に影響を受けて、右の膝が左のほうを向いてしまってはならないのです。
そうこうしているあいだに、今度は体重移動です。すこしずつ前のほうに体重をかけていき、だけどギリギリのところまで右足は踏み出しません。「ああ……まだだね、まだダメ」と、なかなか右足を踏み出さない。そして「ああ、もうこれ以上はダメだ……」というほんとうにほんとうのギリギリの時がやってきたら、やっと右足を前に出すのです。
次に、その右足の着地方法ですが、ドスンと足を置くのはもちろんNG。まずは足の小指のほうから着地、そしてパラパラパラ……と親指のほうまで着地させていき、最後に踵を着地させます。
この、着地しているけれどまだ体重はあまり乗っていないとき、左の骨盤は最高に後ろに引いているときです。右足に体重が乗りかけた段階で、左の骨盤をひく力はゆるめていきます。ゆるめながら、今度は右の骨盤をすこしずつひきはじめます。
そしてもうひとつ。ウォーキングは下半身だけで行なうのではありません。下半身と上半身は、常に「逆」を意識します。右足が着地するころには左胸を突き出す、次に左足が着地するころには右胸をつきだす。これらが、ほどよく「美しくうねっているような感じ」に歩くのが大事。
これがルンバウォークと呼ばれるウォークなのですが、いわゆるモデルさんのキャットウオークと近いかもしれません。や、もっと厳しいかもですね。
もうね……こんなのできるわけないじゃんって感じですよね?(笑)でも、やるんです、やろうと思って来る日も来る日も練習を続けました。なんせこのウォーキングがルンバと、そしてチャチャの基本です。このウォークがうまくできてこそ、あの「10DANCE」の竹内涼真のセクシーな腰の動きにつながるわけです。
あの動きはクカラチャという動きで、これもまたウォーキング同様に社交ラテンの基本。ウォークが「縦」の動きなら、クカラチャは「横」の動き。まずはウォークを習得しつつ、クカラチャにもチャレンジするのが、上達しやすい道かと思います。なのでこちらも、あの映画のように延々とした自主練を続けておりました。
ダンスなんて、すぐにうまくなるわけがない。気が遠くなりそうな到着地点を理想としながら延々とした基礎練習を積み重ねていく。そして何十時間、何百時間という練習を重ねたすえに、やっとすこしだけできるようになる……
それが「表現」というものだということも教わりました。単にかっこつけて雰囲気よくしたいと思っても、スキルがともなわなければ「表現」というレベルまでいけないんですよね。へたくそながら、そんなことを思う社交ダンス時代でした。
当時の経験をもとに、私は現在、自己肯定感をあげるストレッチや姿勢改善、呼吸法やウォーキングの指導もしています。こうしたレッスンをふくめたカウンセリングで元気になられる方がとても多いです。いわゆる「普通の心理相談」と同じくらい人気のあるメニューです。
ときどき、お声がけいただくとウォーキングレッスンや姿勢改善セミナーなども行なっています。興味のあるか方は公式LINEからご連絡くださいね。少人数のワークショップも可能です(^_-)-☆
執筆や心理テスト制作、コンテンツや番組監修や出演などのご依頼もどうぞ。公式LINEかこのサイトの「お問い合わせ」からお願いします。
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そしてそして昨日は、もくもくとデスクワーク。そして税理士さんに資料をお渡ししつつ地元ランチ。



「インスタのやり方を教えてほしい」とのことですこしだけ……いろいろお伝えする気でいっぱいだったのだけど、「あとはやってみるかだいじょうぶ」とのことで、おしゃべりモードに突入して4時間しゃべくりました。友達のような税理士さん。20年のおつきあいですが、もう信頼しまくっております。
帰宅してラジオ収録、いろいろワーク……残りの経理作業は今日から明日でやろうと思います。
それでは、また。アンジーでした。
★妊娠・出産・育児本。リリのことを書いたこの本が韓国で翻訳出版されたのはとてもうれしい出来事でした。そのあと日本でkindle(電子書籍)に。
子宮筋腫、切迫流産、高齢出産、臍帯(さいたい・へその緒)脱出でおぎゃーと泣かずに産まれてすぐに保育器へ。退院後すぐに毎日15時間働き続けた私からの心理学的育児本。働くママさんにメッセージを送りたくて書きました。ぜひ。
👇画像タップしてみてね♪ 商業出版後に韓国で翻訳出版、その後KADOKAさんよりkindle出版。ときどきアンリミテッド対象になっています
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※日記は、日々の出来事や日々感じたことのなかで印象的だったこと、お伝えしたいことを書いています。起きたことのすべてを書いているわけではありません。
※執筆やメディア出演の仕事については日記に記載することもあります。日々のカウンセリングの仕事については守秘義務の観点から基本的に書いておりません。


















