好きと言ってくれたのも、
友達と思ってると言ってたのも、
やさしさかもしれない。
よく連絡をくれたのも、
あまり連絡をくれなかったのも、
やさしさかもしれない。
いろいろ話してくれたのも、
何をきいてもこたえてくれなかったのも、
やさしさかもしれない。
泣いたら手をつないでくれたのも、
泣いたら帰ってしまったのも、
やさしさかもしれない。
部屋によんでくれたのも、
今日はよんでくれなかったのも、
やさしさかもしれない。
帰らないでと言ったのも、
今日は帰りなさいと言ったのも、
やさしさかもしれない。
たくさんたくさん笑ったのも、
ほんの少しだけ怒ったのも、
やさしさかもしれない。
やさしさには、いろんなカタチがある。
やさしさのカタチは、
ふたりの関係や状況やいろいろの中で
かわっていく。
ゴムまりのように。
どのカタチのやさしさも、
ほんとうのやさしさかもしれない。
大好きなあの人の、
言葉も、沈黙も、仕草も、行動も、
ぜんぶぜんぶ、
ほんとうのやさしさだったのだと、
信じたい。
大好きなあの人の
ほんとうのやさしさの裏側には、
恋の欠片があったのだと、
恋の欠片があったのだと、
信じてる。
※このコラムはほぼ「恋マガジン」配信当時の内容です。
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