vol.101 リサイクル・セックス

仕事がうまくいかないとき。
恋がうまくいかないとき。

つい、元彼や男友達と
会いたくなるときがある。
とりたてて、
好きというわけでもないのに。

現実の辛さから逃げ出したくて。
自分をわかってくれる人といたくて。
すっぽり包んでほしくて。
会ってしまう。

愛していない人との関係でも、
そこそこ
心が満たされる。

だけど…。

愛していない人との関係を
続けてしまうと、
本当の恋愛ができなくなってしまう。

だから、考えてみる。

私がいちばんほしい相手は誰なのか。
私がいちばんしたい恋愛ってどんな恋愛なのか。

考えて、考えて、考えて。

愛していない人との関係を
絶ち切ったとき、
ほんとうに望んでいた恋愛が
できるようになる。

・ ・ ・ ・ ・ ・

▼恋愛感情はないんだけれど…

「最近、元彼とセックスしてるんです。恋愛感情はまったくないんですけど」そんな声をよく聞くようになったのは、2000年くらいのことでした。声を寄せてくれたのは、私が「まぐまぐ」から発行していたメールマガジン「恋マガジン」読者の方。

最初は、それほど気にもとめなかったのですが、同様の声が次第にたくさん寄せられるようになり、もしかしてこれは、最近のセックスの傾向なのではないか……そう思うようになっていきました。

「夫はいるのですが、最近よく元彼とセックスをしているんです」「同窓会で昔の男友だちと再会し、それから二人でセックスを楽しんでいます」そんな声が、とても多かったのです。

▼リサイクル・セックスは社会現象だった?

あまりに多かったので、あるとき、友だちの女性たちに聞いてみました。「ねえ、元彼や男友だちとセックスするのってどう思う? 抵抗あるよね?」すると、「え? 私もしているよ。でもね、いわゆるセックスフレンドとは違うのよ」一緒に食事をしていた女性の多くが、そう言ったのです。

彼女たちが言うには、「セックスフレンドとは、セックスをするだけの相手」あまり会話のコミュニケーションを楽しんだりもしない。会ってセックスをするだけの相手のことを指すのだそう。

しかし、元彼・男友だちとの間には、友情のような親密さがあり、お互いの心のうちを話したりもする。だから、いわゆるセックスフレンドとは違うと言うのです。彼女たちの話をまとめると、下記のような内容でした。

・お互いが会いたいときに会い、セックスをする関係。

・セックス相手である元彼や男友だちに恋愛感情を持っているわけではない。よって、恋人ではない。

・お互いのことをある程度知っているから安心感がある。つまり、わりきった関係のセックスフレンドとはまた違う、親しい間柄。よって、元彼や男友だちは、セックスフレンドでもない。

・家族のような、同性の友達のような親しい関係。友達と握手をする感覚でセックスをできる相手。

▼リサイクル・セックスを取材することに

つまり、一見、周囲からは「それって、セックスフレンドと一緒なんじゃないの?」とも見える関係なのですが、本人たちは「そうではない」と思っているのです。

そんな話を聞きながら、私も、たしかに、セックスフレンドとは違うのかもしれない……と思うようになりました。でも、そうしたセックスに対する感覚が、私にはとても不思議でした。

それは多分、私自身に、元彼や男友だちとセックスをする習慣がないからかもしれません。こう話すと、潔癖な人を気取っているように感じられるかもしれませんが、そういうわけではないんです。

私も、元彼や男友だちと二人で会って飲んだりするのは大好きです。時間を忘れて気づくと朝まで、ということも、かつてはしばしばありました。※今は、いいお年頃なのであまりないです(笑)

でも、私にとって彼らは、家族や旧友のような存在であり、それ以上には決してなり得ないのです。そういう欲望はわきようがないのです。でも、そうではない女性たちがたくさんいる……。そのことに、私はとても興味を持ちました。

なぜ、彼女たちは、恋愛感情のない元彼や昔の男友だちとセックスをするのか。そして、その相手を「いわゆるセックスフレンドとはちょっと違うのよ」と言うのか。

元彼や昔の男友だちとのセックス。それって、なんとなく、一度は捨てたモノをリサイクルしているみたい……。そう思いながら、私は、元彼や昔の男友だちとのセックスを「リサイクル・セックス」と名付け、
リサイクル・セックスに走る女性たちを、取材し続けました。

取材結果の一部を、雑誌「ダ・カーポ」や「フラッシュ」誌上で発表し、「女性セブン」誌上でもコメントさせていただきました。

▼新しい恋をしない理由

その後も、たくさんの女性たちを取材しながら、彼女たちがなぜ、新しい恋をしないで元彼や昔の男友だちと会い続けるのかが、少しずつ見えてきました。

リサイクル・セックスに走る女性たちは、その生活を楽しんでいるようでいて、実は、心の奥底に深い悩みやコンプレックスをたくさん抱えていました。

単純に「快楽を楽しみたいだけなの」という女性もいましたが、よくよく話を聞いてみると、男が風俗店に通い、リフレッシュしている感覚とは、どこか違うのです。

リサイクル・セックスにはメリットとデメリットがあると思います。しかし私は、デメリットのほうが大きいと思います。多くの女性たちは、リサイクルセックスに走ることによって、本当に好きな人との恋愛ができなくなってしまっているからです。そして、苦しんでいるからです。

ならば、リサイクル・セックスを止めればいいのではと思うのですが、それがなかなかできずにいるのです。リサイクル・セックスによってもたらされる、とりあえずの満足感を捨てられずにいるのです。

本当に好きな人との恋愛・セックスを直視することを恐れているのです。本当に欲しいモノに目を向け、それをもしも手に入れられずに傷ついてしまったらと、恐れているのです。

だから、結局は、リサイクル・セックスを捨てられず、どんどん恋愛しにくい体質になっていってしまい、苦しんでしまう……。

そんな状況を目の当たりにした私は、女性たちの生の声と、リサイクルセックスを脱するためのノウハウを
一冊にまとめたくなりました。そして、2004年8月には一冊の本となりました。

 

※画像タップで中古本につながります。もう書店では売っていないんです(笑)

あなたは、リサイクル・セックスに走り、苦しんではいませんか?自分の本当の願いをかなえられずに苦しんでいませんか?

あれから21年経った今も、同じような悩みをいただくことが少なくありません。なぜか断ち切れないセックス。それが理由で、本当に好きな人との関係を築けない……。

もし、今、このページを読んでくださっているあなたもそうだとしたら、これからは、もっと自分を大切にしてほしいです。どうすればいいのかわからなくて悩んでいる方は、私がアドバイスします。まずは、公式LINEからご連絡くださいね。

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みなさまの、しあわせのお手伝いができたらうれしいです。それでは、また。アンジーでした…!

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