他界した母の日記とレシピ、山形の美味しいお土産:2024年11月16日㈯

こんにちは、アンジーこと安藤房子です。

2年前の5月に他界した母の、日記が見つかりました。


私がたまに帰省すると、居間のテーブルにノートを広げてだまーって書いていたんですよね。このえんじ色のノート、よく覚えています。

父は「いらない」と言うので、私がもらいました。母はたぶん、私に呼んでほしくて書いていた気がするんです。だって、あんなに堂々と書いていたから。

まだパラパラッとめくっただけですが、ああ、母は日々を楽しんでいたんだなと思って、少しだけホッとしました。ずっと家族のことばかり考えていて、晩年は病気で大変だった。なにもできなくてごめんねと思っていたので。

そして、こんなのも見つかりました。


料理レシピ。新聞のチラシをちいさく切って、裏に書きつけたレシピ。たぶん、テレビの料理番組を見ながらのメモです。

母は料理番組を観てはせっせとメモをとっていたので。そのわりには、メモの料理はあまり食卓にはのぼらなくて、普段の定番のお料理の日々でしたが(笑)。

そして……。


山形の美味しいもの。「おしどりミルクケーキ」は昔からあるお菓子。最近はラ・フランス味など、いろんな味が出ています。

でも私はやっぱり、定番のミルク味が好き。パリッとした触感で、ほかにはないお菓子。娘のリリが大好きです。

「凍みもち」は、ぼたもちを乾燥させてスライスして、揚げて、甘辛く味つけたおやつ。いや……乾燥前のどっかのタイミングでスライスして、干し柿みたいに吊るして乾燥させるんじゃなかったかな……?

これが山形駅で売られているのを見つけたのは、たぶん、10年くらい前だったかな? 市販品であるんだ……と驚いたのを覚えています。

これは、うちでは母がよく作ってくれて、大好物だったのです。冬になると部屋に吊られていて、乾燥したものはポリ袋に入れられて、台所にゴロンとたくさん置かれていました。母が他界したあとも、残ってた。

私は地元の高校を卒業してからずっと東京方面だったので、親孝行をできなかったなあと思っています。

そんな中で、母が残してくれたものがこんなふうに出てきて、母との思い出の食べ物が目の前にある。母は、しあわせだったのかもしれないなあと、すこしだけ、ほっこりしんみりする週末です。

それでは、また書きに来ますね。

アンジーでした。

🌸 🌸 🌸

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