どっちもなくて
冬空に
星は見えなくて
葉っぱが
首を
かしげてる
サラダを
食べたようで
涙
うつむく少女の
ブルーマスカラ
手首の傷跡
首飾りが
鼓動にあわせて
揺れるのがきれい
今年は
ひとりで
見上げてる
知ってゆく
君の
中心にあるもの
目玉がひどく痛くて
愛なんか
愛なんかいらない
ほしいから
もっともっとと
喘ぐ少女