退屈の海に
溺れそう
合鍵なんて
くれるからよ
会社に電話する君の
背骨あたりを
スーとなぞる
星屑だらけの朝だ
解き放たれた後
何事もなかったように
敬語で話す
年下の君
陽だまりの人も
嫌いだ
ハートが曇ってる日は
みんな偽善者に見えるよ
眠りましょう
涙のかわりに
心の血を滴らせ
今は真っ黒な毎日
だってなくしちゃったんだ
君という
大事なパレットを
泳げなくて
君といた夏
記憶の海に
今日も溺れて
うなずいた君の
歪んだ表情が
いつまでも
昼月のように
クライマックスを
読むような覚悟で
君に好きだと言いました
君を好きだと言いました
友達に
戻りましょう
会えなくなるより
親友に
なりましょう