出会ったばかりの人。
せっかく連絡先も交換して、
ちょっといいな
と思った人に嫌われると、
かなりガックリくる。

しかも、勘違いとか
嫌われたら、
さらにガックリ。

そんなときは、
すこし時間を置いて、
相手の「嫌い」の気持ちが
すくなくなってきたころに、
もういちど声をかけてみる。

あんまり「好き」の気持ちを出さずに。
サラリと誘う。

そうして彼が、
もういちど会ってくれたら。
それは大きなチャンス。
うんと、うんと、
私を好きになってくれるかもしれない。

・　・　・　・　・　・

▼出会ったばかりで嫌われたら……

「好きな人に、なんだか嫌われちゃったみたい」そんなとき、とても悲しい気持ちになりますよね。

しかも、つきあった末に「ふたりは、合わないね」というなら、まだ仕方ないけれど。出会ったばかりで、好きになった人に、ちょっとした言動を誤解されて嫌われちゃったら……。

かなりショックです。

▼【初頭効果】と【ハロー効果】

そして、第一印象ってとっても大事。第一印象は、後々まで影響を及ぼします。これを【初頭効果】というのですが、出会いの瞬間に相手の心に【インプリンティング（刷り込み）】された印象は、後々まで影響してしまうのです。

つまり、出会いのシーンで嫌われてしまうと、後々まで嫌われてしまう可能性は、残念ながらとても高いのです。

逆に、出会ったときに、「この人の○○なところってスゴイな」と思ってもらえたら、ずーっとその印象が続きやすいのです。

しかも、最初に「スゴイ」と思ってもらえたら、ほかの部分まで魅力的に思ってもらえるから不思議です。

「あ、この人ってかっこいいな」と思えば、知識が豊富で心優しい人にも見えてくる。「この人って仕事ができるな」と思えば、趣味も一生懸命なんだろうな……なんて見えてくる。こうした「あばたもえくぼ」な心を【ハロー効果】と言います。

なんかこう、人間って単純な生き物なのですよね。

つまり……
やはり……

出会いの瞬間に相手の人に好意をもってもらうにこしたことはないわけです。

▼挽回のチャンスを待ちましょう

ただ、もしも初対面で嫌われたとしても。まだまだ挽回のチャンスがあるんです。

心理学者のアロンとリンダーによれば、最初に嫌悪感を感じた相手を好きになったとしたら、その好意はグンと強い好意になるそうなのです。

つまり……。

「嫌われたのはラッキー」というのはさすがに言いすぎだけれど、挽回の余地は、かなり残っているわけです。

▼嫌われたときの対処法

ただ、嫌われたときにしつこく食い下がってせまったりすると、ますます嫌われてしまう可能性も。ですから、嫌われたときには、まずは少し時間をおきましょう。

時間が経てば、相手のあなたに対する「嫌い」という印象がやわらぎます。ほどよい時間が経ったら、軽いトーンで誘いのメールや電話をするといいと思います。

誘うときには、【条件付きのストローク】にするのがポイントです。【条件付きのストローク】とは、何か理由をつけて相手を誘う、ということです。

「映画のチケットをもらったの。よかったら一緒に行かない？」とか。「友達にバーベキューに誘われてるの。もうひとり連れてきてといわれているんだけど、よかったら行かない？」とか。

「こういう条件（＝理由）があるから誘うのよ」というスタンスで誘うことです。たとえ本当は、すべてを自分でお膳立てしたデートであっても、です。

なぜなら、理由がなにかあるほうが、誘われる側は気楽な気持ちであなたに会えるからです。

▼偶然を装うのも手

あるいは、偶然をよそおって、彼とばったり会いそうな場所にでかけてみるというのもひとつの方法です。人は「3回偶然会った人に好意を持つ」とも言われていますので、ぜひこれもためしてみてくださいね。

ただし……。

デートに誘う場合も、偶然を装うときにも、あんまりしつこくするとストーカーと思われてしまいます。ほどほどの加減で誘ってみてくださいね。

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