▼「どうせ私には無理」と思わない
みなさんは、今年はどんな恋愛をしたいですか。
もしかしたら、こんなふうに思っている方はいらっしゃいませんか。
「今年こそ結婚したいけど、どうせ私には無理」とか、
「会社の同じ部署に好きな人がいるんだけど、もてる人だから
どうせつきあえないし……」
とか……。
もしそう思っていらっしゃるようでしたら、まずは、
その考え方を180度かえてみることをおすすめします。
「どうせ自分には無理」
と思いながら“自分の望み”を考えますと、
どうしても、ちいさな望みしか出てこなくなるからです。
場合によっては、自分の本当の欲望とはまったく違う
目標をたててしまったりしてしまうのです。
その結果、いつまでも自分の本当の望みをかなえることが
できなくなってしまいます。
▼つきあいたい人をあきらめない
たとえば、
「本当はＡさんが好みなんだけど、Ａさんはもてるから
私はどうせつきあえないだろうな」
と思い、手の届きそうなＢさんとつきあうとしますよね。
こんなとき、あなたの中にある“誰かとつきあいたい”
という願望は満たされるけれども、“Ａさんとつきあいたい”
といういちばん大きな願望は、いつまでたっても満たされません。
そうすると、どうなるでしょうか。
どんどん“理想の人生”から離れる日々を送ることになり、
どんどんストレスをためていきます。
結局は、日々を楽しく過ごすことができなくなってしまうのです。
▼願いをかなえる“思いこみ”の心理
目標は、大きければ大きいほどいいのです。
今やれることを目標として掲げるのではなく、
本当にやりたいことを目標として掲げるほうがいいのです。
なぜかというと、人は、自分がたてた目標以上のことは
なし得ないからです。
自分の心の中で強くイメージした分だけ、願いはかないやすくなるのです。
こうした人間の心理を、アメリカの社会学者のロバート・Ｋ・マートンは
【自己成就予言】と名づけています。
【自己成就予言】は、恋愛だけに言えることではありません。
仕事でもまったく同じことが言えるのです。
1億円稼ぎたいと思っている人が1億円稼ぐ可能性はありますが、
500万円稼げれば十分と思っている人が1億円を稼ぐことは
なんらかのアクシデントがない限りありえません。
500百万円稼げれば十分と思っている人は、500百万円稼いだ時点で
稼ぐ意欲がわかなくなってしまうのです。
人間ってすごいですよね。
思いこんだだけで、願いがかなう可能性がうんと高まるわけですから。
▼さらに“思いこみ”を深くするために
もっと確実に願いをかなえる方法があります。
それは、自分の願いが決まりましたら、それを紙に書いて
いつでも目に触れる場所に置いておくことです。
たとえばあなたが
“今年中にＡくんと結婚したい”
ということを目標にするとしたら、それを文字にして、
家の中でもっともすごす場所に置いてみてください。
文字にするときには、できるだけ太くて大きな字で書くほうが
ベターです。
▼小さな目標もたてる
ただし、大きな目標をたてることには、ひとつだけ難点があります。
それは、たてた目標が大きすぎて、その目標を見るたびに
「かなえるのは無理かも」
と思いがちだということです。
特に、内向的で、これまで自分の望みをかなえたことがない人ほど、
そのような傾向にあります。
こうした難点を防ぐには、
“小さな目標もたてる”ことがおすすめです。
たとえば、今年中にＡくんと結婚するのがいちばんの願いだとしたら
“今週中にはＡくんにメールをする”とか、
“Ａくんにふりむいてもらうためにエステに通う”
など、手の届きやすい目標もたてておくのです。
そして、ひとつ目標を達成したら、自分をちゃんと
ほめてあげることです。
“私はえらい！”と、鏡にむかってつぶやいてもいいですし、
目標を達成するごとに、ほしかったアクセサリーや服を
買ってもいいでしょう。
とにかく、ひとつ達成するごとに、自分を認めてあげることです。
そうすることで、少しずつ自分に自信がついていき、ますます
理想に近づきやすくなっていくのです。
さて、あなたは今年、どんな恋をしたいですか。
Ａくんと結婚したいなら、ぜひそれを目標にしてください。
間違っても、
「Ａくんは無理そうだから、Ｂくんとつきあっちゃおう」
なんて思わないでくださいね。
“やれること”よりも“やりたいこと”を目標にしてみましょう。
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