ストン
排水口の中
やっぱり
この恋はダメかも知れない
なかったことにするから
大量の漂白剤をちょうだい
内臓まで白紙にして
生まれかわるから
サンダルごとクリーニング
魔物みたいな
君への気持ちも
虹の粒子になりました
帰るより
今夜は
チカチカ光る
君の声
ひとりぼっちなんだろう
君と僕は
ホウキとチリトリみたいに
いつもペアだったのに
ふっくらした月
なにか
いいこと
ありそうな…
ゴキブリを殺し
肉を齧り
君を飲みほす
そんな一日だった
ここで
君のこと
今日はクローバーが
ぜんぶ 四つ葉に見えるよ
バリアしても
あなたという雨は
容赦なく
私を濡らします
経験という
手錠をはずして
心は
どこまで
ゆけるでしょうか