最近、久しぶりに、本をたくさん読みました。
その中で、一番「おお、これは……」と感動したのが、
SMAPの「Shake」などで有名な、作詞家の森浩美さんの初の短編小説集です。
夫に蒸発された妻、妻から別れを切り出された夫、母に捨てられた息子、
死期が迫る母……
この短編集の登場人物は、ある意味、かなり不幸な人なのかもしれません。
でも、不幸な状況の中でも、一筋の光が見えてくる。
ちょっとしたきっかけで、もう一度、しあわせになろうという勇気を
もてるようになる……。
今、世間では悲惨な事件がたくさん起きていますよね。リストラや経営破綻、
熟年離婚や夫の浮気などで悩んでいる人たちもたくさんいらっしゃいます。
ある意味、いつ誰が事件を犯してもおかしくはない世の中と言えると思うのです。
でも、ちょっとだけモノの見方を変えてみると、しあわせのモトは、
日々の生活の中に、たくさん転がっているもの……。
読んだあとに、そんなほのかな希望を持てるような、素敵な短編集でした。
ぜひ、読んでみてくださいませ。
きっと、「家族の在り方」を考える、いいきっかけになると思います。
自分の未来を、前向きに考えられるようになると思います。
【 家族の言い訳 】
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【 森浩美オフィシャルサイト 】
https://www.moriss.co.jp/
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