好きな相手の心理は微分積分より複雑で、微分方程式じゃ決して解けない。
でも、解決策がないことを知るところから始めるのが、恋。
ずっとそう思ってきたわたしに、
“恋”という複雑怪奇な微分方程式の“解”を教えてくれたのが、
黒川伊保子さんの「LOVE BRAIN」。
本書は巷にあふれている“恋愛ノウハウ本”ではないので、
「こうすればモテますよ〜」なんてイージーなことは書いてない。
たとえば、彼に心をこめて長〜いメールを送っても
返事がたったの1行だったとき、無意味に落ち込んだり不安になったり
する必要はないってことを教えてくれる。
黒川さんいわく、「男と女がすれ違うのは当たり前。
だって、根本的に“脳の仕組み”が違うんだもん」
脳の仕組みの違いは本書をよーく読んでもらうとして、
男の子の脳みそくんを上手に操る(?)素敵な方法を二つ。
彼が「もう飽きた」とヒドイことを言っても
その言葉を鵜呑みにして、売り言葉に買い言葉でケンカなんてしちゃダメ。
男って、共有する時空に飽きたくらいじゃ、その女を嫌いにならないらしい。
つまり、あなたに飽きたワケじゃなくて、状況に飽きただけ。
だから、「もう飽きた」と言われても
気にしないで、来週もデートのおねだりをする。
気にしないで、機嫌よく彼のそばにいつづける。
もう一つは、「逢いたい」じゃなくて「逢うべきよ」と言ってみる。
男性脳は、与えられた使命を果たすように動いてしまう
カワイイ脳なんだって。
「忙しい」を連発してデートしてくれない彼には、
たまに「わたしと逢うべきよ」って“使命”を与えてあげるといいかもね。
男って解からない……。女心って謎……。
これは永遠のテーマだけど、男女の脳みその違いが解かれば
少しだけ、恋のクエスチョンマークの解決策になるんじゃないかな。
LOVE
BRAIN
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