▼彼からの連絡が途絶えたとき
「彼ったら、最近まったくデートに誘ってくれないんです」
「キスまでしたのに、メールしても返事がないんです」
そんな悩みを抱える女性たちがいます。
悩んで落ち込むという段階ならまだいいと思うのですが、
だんだん、
「彼ったら、ひどい」
「私を好きだって言ってたじゃない! なのになぜ?」
と、彼を責めるようになってしまう人がいます。
中には、彼の会社まで押しかけて、
「どうして連絡くれないのよ!」
と怒ってしまう女性も……。
▼彼の本心
そんな女性たちの悩みをよくよくうかがってみると、
どう考えても、
彼はその女性を恋人とは思っていないんだろうなあ……
という場合がけっこうあります。
彼が、本当に彼女を好きだったら、
もっとメールをくれるだろうし、
出したメールの返事くらいはくれるはず。
それどころか、自分からメールや電話をしてきて、
次のデートに誘う男性も少なくないでしょう。
そういう行動に出ないということは、
彼には“その気”はないということ。
しかし、そんな彼の行動を客観的に分析できなくなり、
「いや、彼は私を好きなはず」
「彼は、私にプレゼントもくれたし、自分の話をいっぱいしてくれたもの」
と、まったく意見をゆずらない女性も少なくないのです。
▼自信に潜む危険性
確かに、プレゼントをあげる、という行為には、
【補償の役割】があると心理学では言われており、
人間は、好意を持つ対象にプレゼントをするものだと言われています。
そして、自分の話をたくさんして【自己開示】することは、
相手に対する好意の表れであり、
相手の好意をひきつけるための有効な手段と言われています。
ですから、好きな人に【自己開示】されたら、
「彼は、私を好きなはず」
と思ってしまっても無理はないのかもしれません。
それに、
「彼は、私のことを好きなはず」
と思えるくらい自分に自信あるときには、
恋愛が成功する可能性が高まるのも事実です。
自信があると、なにか問題が起きたときに、
自分を責めてしまうという【内罰的】な気持ちに
なりにくいので、落ち込みにくいというメリットもあります。
しかし、です。
冷静さを失った自信というのは、ちょっと考え物……。
自信がありすぎると、なにか問題が起きたときに、
すぐに他人のせいにしてしまうという【外罰的】な行動を
とってしまいがちなのです。
▼私、本当に好かれてる!?
【外罰的】な性格の人は、
彼への不満が高まってきたら、まずはその気持ちに
歯止めをかけてみる必要があります。
不満の前提となっている
「彼は私を好きなはず」
という自分の考えが、本当に正しいのかを見つめる必要が
あるのです。
彼を責めたい気持ちをグッと我慢して、
まずは、彼の最近の行動を冷静に分析してみましょう。
彼は、週に2〜3度は、“自分から”メールをくれますか?
自分から会いたいと言ってくれますか?
はじめてのセックスの後でも、まめに連絡をくれましたか?
あなたの目をしっかりと見つめて、話をしたり聞いたりしてくれますか?
自宅に連れて行ってくれましたか?
あるいは、自宅の住所を教えてくれましたか?
これらがすべてイエスであれば、
彼があなたを恋人のように思っている可能性はかなり高いでしょう。
しかし、そうではなかったら、残念ですが、
「彼は私を好きなはず」
というのは、あなたの思い込みに過ぎないのかも知れません。
もしもそうだとしたら、このまま彼を待っていても、
つらい気持ちが大きくなるだけです。
彼との関係をはっきりさせるために
「これから私たちどうなるの? 私は、あなたを好きなんだけどな」
と、やさしく聞いてみましょう。
やさしく語りかけることで、もしかしたら、
彼の心をふりむかせることができるかもしれません。
そこに賭けてみましょう。
彼をどんなに責めても、楽しい恋はできないのですから。
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