▼遠距離恋愛の季節
3月ですね。出会いと別れの季節です。
大好きな彼が転勤してしまい、遠距離恋愛になってしまいそう…
そんな読者の方も多いのではないでしょうか。
遠距離恋愛になってしまいますと、近距離恋愛と比較して
どうしても別れてしまうケースが多いようです。
(実際、ある国には、結婚したカップルの8割が
近距離恋愛だった、というデータがあります。)
たとえば、大阪と東京くらいの距離なら、
どうにかふたりの愛情があれば、
おつきあいが続くケースもあるようです。
しかし、東京と九州、東京と海外…と、
距離が遠くなればなるほど、
恋愛が成就しにくくなってしまいます。
会いたいときに会えない。
一度会うために、お金と時間がとてもかかってしまう…。
これらのことが、恋愛の負担となってしまうのです。
▼あなたが、乗りこえられる限度は?
つまり、人間には、乗り越えられる壁と、
乗り越えられない壁があるということです。
たとえどんなに好きだとしても、
なかなか会えないという障害に負けてしまうわけですから…。
これは、遠距離恋愛に限ったことではありません。
今の彼との恋愛や結婚に周囲から反対されたときなど、
恋愛の障害のすべてに通じる話だと思うのです。
たとえば、ロミオとジュリエットのように、
「反対されればされるほど、ふたりの絆は深くなる…」
ということも、まったくないわけではないでしょう。
恋におちたばかりで“恋は盲目”という状態の
ふたりでしたら、ロミオとジュリエットのように、
大きな壁を乗り越えようとするかもしれません。
しかし、ふたりの恋が長期化した場合は
どうなるでしょう。
残念ながら、恋愛のときめきは、
時間が経てば経つほど減っていきます。
最初の一週間のような強烈な思いのまま、
一生を過ごすことは不可能なのです。
ちなみに、ロミオとジュリエットの恋愛期間は一週間。
ふたりも、たった一週間という期間だからこそ
お互いに燃え上がることができたのかも知れません。
▼壁を、作らないように
やはり、ふたりの間に障害があればあるほど
燃え上がるのは、本当に一時的なものです。
ですから、一般人である私たちは、
むしろ、彼との間に大きな壁をつくらないよう
注意するほうが得策ではないでしょうか。
たとえば、ふたりが遠距離恋愛せざるをえなくなったとき。
そんなときは、なるべくコミュニケーションをとろうと
努力をしながらも、
一刻も早く近距離恋愛に戻すよう、策を練る必要があると思うのです。
人によって、耐えられる壁の大きさは違います。
だからこそ、相手と自分の性質をよく考えつつ、
目の前にでき壁を日々排除することが必要なのです。
▼小さな目的を、作っていく
もちろん、逆のことも言えます。
あえて、壁を作ってみてはどうかと。
壁というと、マイナスのイメージになってしまいますので、
この場合は、
目的という言い方の方がいいかもしれませんね。
ちょっとした目的を日々作ることが、
ふたりの関係を活性化させることもあるのです。
目的といっても、小さなことでいいのです。
一緒にテニスをはじめてみるとか。
ふたりで新作ゲームに没頭するとか。
見損ねていた映画をビデオで見るとか。
なかなか仕事を休めない忙しいふたりなら、
「今週末こそ二日とも会社を休んで旅行に行こう!」
と計画をたててみるとか。
こんなふうに目的をたてて行動することが上手なカップルは、
長続きしている場合が多いように思います。
お互いがお互いを飽きないようにと、自然に工夫している
からかもしれません。
大きな壁ではなく、乗り越えられそうな目的を。
それが、恋愛が長く続くためのコツではないでしょうか。
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