▼ふられたのは、私に悪いところがあったから?
「失恋から立ち直れない…」
「彼にふられて、男性不信に陥りました…」
そんな悩みを抱えている人が多いようです。
私はまだ、彼を好き。
なのに彼は私から去っていった…。
そんな経験を通して、自分に自信をなくしてしまい、
恋愛の結果はすべて自分のせい、と、悩んでしまうようなのです。
▼女性のほうが自信をなくしやすい
アメリカのある研究によれば、何かに失敗したときには、
男性よりも女性のほうが自信をなくしやすいものなのだそう。
確かに、私のところへ相談にいらっしゃる人を見てみても、
男性よりも女性のほうが自信をなくしがちかもしれないなと
感じます。
私は、できるだけのことを彼にやってきたはず。
私は、こんなにも彼のことを好きなのに。
なのに彼が私から去っていくなんて。
去っていくということは、私に悪いところがあるからに違いない…。
こんな論法がなりたつようなのです。
▼彼とは、たまたま合わなかっただけ
しかし、よく考えてみれば、
“落ち度があったからふられた”
わけではないことはわかりますよね。
あなたと彼は、たまたま合わなかっただけ。
そのことに、あなたよりも彼のほうが、ちょっとだけ早く気づき、
去っていっただけのことです。
もしも彼が去って行かなかったとしたら、
あなたからサヨナラを切り出したのかも知れません。
それに、たとえ彼との恋愛を見直して反省をしても、
そのこたえが次の恋に活かされるかどうかは、わからない。
だって、別れた彼と、これからつきあう彼は別の人格。
相手が違うから、反省がそのままいかされるわけではないのです。
もちろん、多少は役立つこともあるでしょう。
ですから、
「前は彼を束縛しすぎたから、今度はそれをやめよう」
などと、ごく一般的な反省をする分にはかまいません。
だけど、必要以上に
「私はだめな人間なのでは」
と思ったり、悩んだりするのは、正直言って、時間の無駄です。
実際、あまりに自分を責めてしまうタイプの人は、
せっかく成功のチャンスが目の前に転がっていても、
それを拾おうという気持ちにすらなれなくなってしまいます。
まずは、考え方を変えるところからスタートしましょう。
ふられたのは、私のせいではない。
たまたま、ふたりは合わなかっただけ。
恋愛が終わったのは、誰のせいでもない。
そういうふうに、毎日自分に言い聞かせましょう。
鏡に向かって、そう話してみるのもいいかもしれません。
そして、本当にそう思えるようになってきたら、
新しい恋愛を楽しむ時期です。
過去を、必要以上にふりかえらない。
それが、楽しく毎日を過ごすためには必要なのです。
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