▼長続きする秘訣って!?
彼とのつきあいが長くなってくると、
どうしても、どきどきしたときめきが少なくなりがちです。
でも、そろそろクリスマスですものね。
世の中で恋愛熱が盛り上がっているのに便乗して、
あなたと彼の関係も盛り上げていきたいところですよね。
では、カップルが長続きする秘訣はなんなのでしょうか。
盛り上がりに欠けているカップルが
盛り上がるためには、どうすればいいのでしょうか。
▼恋をひきよせる【動因】というモノ
まずはその前に、私たちが恋をする理由について
ちょっと考えてみましょう。
人間がなんらかの行動を起こし、その行動を持続させるための
原因を、心理学では【動因】と言います。
この【動因】は、
人間になんらかの不快な緊張状態が発生しているときに、
その不快な状態を解消しようとして高まっていくのです。
つまり、私たちは、
恋人がいないという不快な緊張状態を解消しようとして
「恋人を作りたい」と思うようになります。
しかし、一旦、恋人を獲得してしまいますと、
今度はだんだん不快な緊張状態が少なくなっていき、
【動因】が薄れてしまうのです。
ですから、恋愛は、初期段階ではどきどきわくわくと楽しめますが、
3か月も経つと、どんなに好きな相手に対しても
どきどきとした感情がなくなってきてしまうわけです。
▼長くつきあえるカップル
ですので、恋愛初期段階でふたりが信頼関係を築けなかった場合には、
【動因】の低減にあわせるように、恋愛が消えてしまいがち。
しかし、恋愛初期段階で信頼関係を築くことができたふたりの場合は、
互いに恋愛を継続しようという意思が働くのです。
つまり…
恋愛を継続させるのに必要なのは、
どきどきした気持ちだけではないのです。
友情のような家族愛のような信頼関係があってはじめて、
関係を継続することができるのです。
しかし、そうはいっても、
まったくどきどきの関係がなくなってしまったら…。
恋愛のどきどきがない、ということが【動因】になり、
相手を慈しむ気持ちが少なくなったり、
浮気をしたい気持ちがわいてきたりと、
ふたりの関係にヒビが入るようなことが起きてしまう場合があります。
どんなに信頼関係の深いふたりでにも、
「ちょっとどきどきするなにか」
がある方が、いつまでも恋愛初期段階のような男と女の関係を
保てるというわけです。
▼吊り橋の実験
人間の恋愛にとって、どきどきがとても有効だということは、
過去の心理学の“吊り橋の実験”でもわかっていることです。
有名な実験ですので、ご存知の方も多いと思いますが、
念のために書いておきますね。
この実験では、2種類の橋を利用しました。
一方は、高さが約70メートルの場所にかけられた不安定な吊り橋。
もう一方は、コンクリートでできた安定感のある橋でした。
それぞれの橋を、18歳から35歳の被験者に渡ってもらいました。
渡っている途中で、橋の反対側からやってきた女性が持っていた
一枚のイラストを見てもらい、
イラストをもとに短いストーリーを創作してもらいました。
それが終わってから、女性は被験者に、
「実験の詳細を説明したいので時間のあるときに電話をください」
と電話番号を渡しました。
この実験の結果、
被験者が吊り橋を渡っているときに作ったストーリーのほうが
性的なイメージを含んだストーリーが多かったそうです。
また、吊り橋を渡った人のほうが、コンクリートの橋を渡った人よりも
女性に電話をかけてきた人が多かったのです。
つまり、どきどきする緊張した興奮状態にあるときに
会った女性に対しては魅力を感じるという結果が出たわけです。
吊り橋実験の被験者たちは、
吊り橋を渡るときの恐怖によって起きた生理的な興奮を、
女性の魅力によって生じた性的興奮や反応なのだと
勘違いしてしまったのです。
このように人間は、ときどき、自分の感情を簡単に
読み間違えてしまうのです。
▼どきどきを作り出す
この実験、私たちの恋愛の日常にも応用ができます。
そう。
彼との日常の中に、どきどきするシーンを作り出していけば
ふたりの関係が盛り上がっていく可能性が高いのです。
彼をどきどきさせるには、いろんな方法があると思います。
たとえば、一緒にテニスやゴルフなどのスポーツをしてみる。
アクション映画を見たり、お化け屋敷やジェットコースターに
チャレンジしてみる。
彼がほしいモノをリサーチしておき、プレゼントしてみる。
クリスマスには、部屋に大きなツリーを飾り、
彼を部屋にまねいてみる…。
いつもとは違う髪形やファッションで驚かせてみる…。
こうやって考えてみると、それほどお金をかけなくても
どきどきを演出できそうな気がしてきませんか?
もうすぐクリスマス。
「ちょっと彼を驚かせちゃおうかな」
というイタズラ心を働かせて、
いつもとは違うデートを演出してみてはいかがでしょうか。
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