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Love Text - Column - vol.108 …byアン

■ 好きな人ができない


本気で誰かを好きになりたい。
そういう気持ちはあるのだけれど、
なぜかいままで
本気で人を好きになったことがない。

それはたぶん、心の奥底で
「恋することは罪」
と思っているからかも。
あるいは、
恋って素敵なことと思いつつ、
いつも、あと一歩
踏み出せずにいるのかも。

もしそうなら、
ほんのすこし勇気を出せば、
恋することができるかもしれない。

だけど、
もしかして、もしかしたら、
心から恋することを望んでいないから、
まだ
恋にめぐりあわないだけかもしれない。

そんなときは、
私の気持ちを放っておく。
ほんとうに恋したくなるまで、
放っておく。

だって、
恋なんて、
したいと思わなくても
ひょんなことで
してしまうものなのだから。





▼「片思いでもいいから恋をしたい」

「本当は恋をしたいんだけれど、
なかなか、本気で好きな人ができなくて…」

そんな悩みを抱えている方もたくさんいらっしゃいますよね。
彼女たちの中には、

「せめて片思いでもいいから、真剣な恋をしてみたい」

と、片思いを切望している人すらいるほどです。

不思議なものですね。

すぐに誰かを好きになってしまう人もいれば、
なかなか人を好きになれない人もいるわけですから…。

 

▼スーパーエゴの存在

恋マガで何度もお話ししてきたことですが、
恋愛の傾向は、小さいときの両親との関係にかなり左右されます。
小さいときの周囲の環境により、私たち個々の
社会的ルールや道徳に対する、善悪の判断基準ができていくからです。

この判断基準は、ある程度大人になったときに、
私たちの【意識】としてだけではなく【無意識】の世界でも
独立して機能しはじめるのです。
この、独立して機能しはじめた判断基準のことを
【スーパーエゴ】と言います。

 

▼自分を知り、自分に言い聞かせる

たとえば、いわゆる箱入り娘のように無菌状態で育てられ、
男友達と遊ぶことすら許されなかった女性は、いつのまにか

「男って不潔なもの」
「恋愛をするのって罪なこと」

という【スーパーエゴ】ができあがってしまうのです。

誰でも、【スーパーエゴ】は持っています。
ただ、人によって【スーパーエゴ】の種類は違いますし、
根深さやひきずり具合も違います。

「好きな人ができない」というあなたは、
まず、自分の中に「恋愛は罪」という【スーパーエゴ】が
あるのかないのかを考えてみてほしいのです。

そして、自分の中に「恋愛は罪」と思ってしまう【スーパーエゴ】を
見つけたら…。
今度は、自分自身に、

「恋愛をするのは罪なことではない。むしろしあわせなこと」

だと、言い聞かせていく必要があります。

言い聞かせていくには、

「恋するのは素敵なこと」などと、
紙に書いたり、言葉にすることが効果的です。

 

▼実行力を身につける

もちろん、なかには、
そこまでやってもなかなか好きな人ができないという人もいます。

いいなと思う人はできる。
だけど、
「どうせ私のことを相手が好きになってくれるはずないもん」
と、つい自分を否定してしまい、
相手に声をかけたりすることができずに、
相手と親しくなるチャンスを逃すうちに、心も冷めてしまう…

そんなパターンの人です。

そういう人は、恋愛の実行力がないわけです。

なぜ、実行力がないのか。

おそらく、最初から大目標を掲げすぎてしまっているのが、
大きな理由だと思います。

いいなと思う人ができると、
「ドラマのような大恋愛をしたい」とか
「相手の人からドラマティックに口説かれたい」

などの、大目標を掲げてしまっているのです。

もちろん、目標というのは、大きければ大きいほどいいものです。
なぜなら、人間は、イメージしたところまでしか成長できない
生き物だからです。

だけど、もしもあなたが、大目標を掲げたあまり、
チャレンジすることすらせずに、
すぐにあきらめるような毎日だったら…?

そんなときには、大目標を小さな下位目標に分解する
【スモールステップ方式】をとる必要があると思います。

つまりどういうことかというと、大きな目標ばかりを望むのではなく、
その目標につながるような小さな目標をたててみる、
ということです。

たとえば、
「好きな人に声をかけてみよう」とか、
「好きな人とおんなじサークルに入ろう」など、
できる範囲のことから行動していくことです。

実際に行動するときには、
あなたの周りにいる人の真似をするのもいいかもしれません。
あなたが「魅力的だな」と思う、「実行力」のある同性の人の真似をするのです。

そうやって真似をしているうちに、うまく行動しやすくなります。
行動できるようになれば、達成感を感じることができ、自分に自信が出てきます。

そして、
いつのまにか、やっていることが真似ではなくて
「私自身の、私らしい行動」
になっていきます。
本気でひとりの人に恋をすることができるようになるはずです。

 

▼自発性と欲望との関係

しかし…
これらの「実行」がうまくできない人もいます。
そういう人には、結局のところ、恋愛を自発的に楽しむ気持ちがないのです。
自発性がないとは、つまり、欲望のレベルが低いということであり、
本気で恋愛を求めていない、ということです。

恋することに憧れてはいる。
だけど今、どうしても恋をしたく切羽つまっているわけではない…。

そういう、自発的ではない状態のときには、
無理をして恋愛をする必要はないのかもしれません。
本気で恋をしたいときこそが、恋に向いている時期なのですから。

恋への欲望が少ないときには、
「何もしないでいる」
という時間を作ってみるほうがいいのではないでしょうか。
ゆっくりと、いつか恋するときまでにエネルギーを
蓄えておけばいいのです。
実際、何もしないことで自発的な行動を促す森田療法という心理療法も
あるくらいです。

恋は、あせらず、のんびり、マイペースで。
恋愛適齢期も、結婚適齢期も、人によってまったく違うものなのですから…。


【プロフィール】
安藤房子(あんどう ふさこ)
ハート・ジャンクション主宰。恋愛カウンセラー。
NPO法人ウインク認定オンラインカウンセラー。

プロフィール詳細
メディアでのお仕事・紹介など
恋愛カウンセラー 安藤房子の著書
恋についてのあれこれ、思うこと(ブログ)

●お仕事・講演会のご依頼、はメールでお願いします。

   

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