「彼にふられてしまったんです。
でも、きっと彼は、本当は私のことを好きなはず。
もう少し時間がたてば、彼は私の良さを再認識するはず。
だから、彼がもういちどふりむいてくれるのを待っているんです」
そんな相談をときどきいただきます。
よくよくお話を聞いてみると、彼には次の女性がいる場合が多くて。
それでも相談者の方には、冒頭のような気持ちになる人が
多いようなのです。
これは、心理学的に見ると、とても当然のことと言えます。
なぜなら、人間は、自分にとって都合の悪い事が起きたときには、
それを否定したいという気持ちが働くものだからです。
「彼は本当は私のことを好きなはず」
と思いこむことにより、必要以上のダメージを受けることを
避けようと、無意識のうちにしているのです。
「彼は本当は私のことを好きなはず」
そう思いこむことは、
失恋の痛手を少なくしてくれるというメリットもあります。
ただ…。ずーっと、こう思っているままだとしたら…?
それでも、彼がふりむいてくれなかったら…?
実は、ずーっと待っていても彼はちっともふりむいてくれず、
それでも彼を忘れることができずに、
悩み、苦しんでいる女性がとても多いのです。
本人は、純愛のつもり。
だけど、待てども待てども、彼との復活愛はやってこない…。
待つだけなら、本人だけの問題ですので、
まだいいほうと言えるかもしれません。
なかには、頻繁に元彼にメールを入れたり、
元彼のマンションの近くで待ち伏せしたりと、
一歩間違うとストーカーと言われかねない行為に
走ってしまう人も、結構いるのです。
そんなあなたに、お伝えしたいのです。
「次の純愛に、進みましょうよ」
と。
恋愛は、どちらかが「やめよう」と思った時点で終了なのです。
恋愛ほど、インタラクティブが原則の関係はないのですから。
待てども待てども未来がないとわかったときには、
つらいことですが、その現実を受け入れることでしか、
その先に進むことはできないのです。
たしかに、
ふられてすぐのときには、忘れるのはなかなかむずかしい。
だけど、ある程度の時間がたったら…。
もう過去ではなく、現在と未来を見つめて動き出すときです。
「純愛Blue」から脱け出すときです。
ほんの少し、勇気を出して。
今より楽しい明日をつくっていきましょう。
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