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Love Text - Column - vol.82 …byアン

■ 不倫の果て


誰かを好きになるのは、
とても自然なこと。

相手の人が結婚しているからとか、
そうじゃないからとか。

そういう理由をこえて、
誰かを好きになるのは、
とても自然なこと。

だけど、
その自然な気持ちを
つらぬきとおすときには、
ちょっと覚悟もしておきたい。

その人とは
結婚できないかもしれない。
そういうリスクも
ぜんぶ受け入れて
恋をしていきたい。

そして、
強い意思を持っていたい。
自分を信じる力を持ちたい。

そして
どんな恋をするときにも、
その恋を選んだのは
自分だってこと、
忘れずにいたい。





ついに…終わりました…。

何がって、夕方に再放送をしていたドラマ「Age35 恋しくて」です。
先週の最終回、ご覧になった方はいらっしゃいますか?

私、じっくり見てしまいました(笑)。

主役の食品メーカー課長・島田英志(中井貴一)は、
一度は愛人・照井ミサ(瀬戸朝香さん)との関係を絶ち切り、
妻・朱美(田中美佐子)のもとに戻ります。

しかし、今度は、朱美が陶芸教室で一緒の成瀬シン(椎名桔平)と
不倫に落ちていき…。
ふたりが寄り添っている現場を、英志から見られてしまうのです。
それでも英志と朱美は、やりなおすことになったのですが…。

結局それから7年後に、ふたりは離婚。朱美はシンと、
英志はミサと結ばれるのです。

この最終回を見ながら、私はなんだかホッとしてしまいました。
なんというか、おさまるところにおさまったな…という感じがしたのです。

▼不倫をしても離婚はしない

私はドラマを見たあと、しばらくぼーっと考えてしまいました。

なぜ、ぼーっとしたか。

それは、このドラマのように
「結局ふたりは離婚して、イチバン好きな恋人とつきあいました…」

という結末は、現実には結構少ないから、なんです。

これまでカウンセリングを通じてもそう感じてきましたが、
周囲の男友達にきいても…ほとんどの人が、

「不倫をしても離婚は絶対にしない」
と言いきるのです。。


▼既婚男性が不倫に走るわけ

それなら、なぜ既婚男性は不倫に走るのか。

そこにはたくさんの理由があるのですが、
おおよそ以下の内容にまとめられます。

●恋のときめきと愛は別。だから愛する人がいても恋はできる。
●奥さんを愛しているけれどセックスレス。
 だから家の外でセックスを楽しみたい。
●奥さんとセックスレスというわけではない。
 だけど複数の人と楽しいセックスライフを送りたい。
●日常生活に刺激がない。もっとワクワクした毎日を過ごしたい。
●家庭不和。家庭から逃げ出したいという気持ちを不倫で埋めている。

こんなところ…です。

これらの理由。
本気で既婚男性を好きになっている独身女性からしてみたら、
不満のひとつも言いたくなるような理由が多くはないですか?


▼不倫相手の魅力とは?

でも、男の人は、女の人よりも
複数の人とつきあうことを容易にできるのです。

そして、「たまにしか、ありつけない喜び」のために、
闘争心を燃やすのです。

たとえば…

すでに結婚している奥さんとなら、多くの場合、
会う約束をしなくても毎日会えるわけですよね。
お互いの合意があれば、いつでもセックスもできる。

ところが愛人とはそうはいかない…。

一目をしのんで会うわけですから、
まず、会う場所や時間などを決めるのが大変です。
そして、愛人の場合には、相手に「サヨナラ」と言われたらおしまい…。

本当は、結婚相手にだってサヨナラを言われるかも知れないのですが、
どうしても婚姻関係にある相手との関係は
「壊れるわけがない」
と思いがちなのです。
だから、いつ壊れるかわからない不倫関係の方をとても大事にするわけで。

このように、なかなか手に入らないものを欲しがってしまう心理を
「部分強化」と言います。
これは男女どちらにもある気持ちなのですが、
こと恋愛の現場では、
男性の方が部分強化の気持ちが強いように私は思います。

ところが…。

「部分強化」の気持ちを
まっとうする男性は、ほんとうにほんとうに少ないのです。


▼恋心はいつかは醒めるもの?

それは、ある程度の年齢の人なら、
恋心はいつか醒めるものと考えているからかもしれません。

恋心が終わった後に、
不倫相手と愛情の関係をちゃんと結ぶことができるか。
それは、やってみないとわからないわけです。

つまり、不倫相手を選択する、ということは、
既婚男性にとって「大きな賭け」に出ることになります。
もしも離婚をして、不倫相手と結婚したからといって、
生活の相性が合うとは限らないからです。

そこで、既婚者側は、こんなふうに思います。

「そんな危険を犯すくらいだったら、奥さんは奥さんでとっておいて、
不倫は不倫で楽しもう」


▼不倫に向く人、向かない人

こんな現状から、私が思うこと。

それは…独身女性が既婚男性とおつきあいするときには、
ある程度の覚悟が必要なのではないかということです。

嫉妬しないでつきあえるかどうか。
なかなか連絡がとれなくても心が壊れそうにならないか。
ちょっと距離を置いて男性とつきあうことができるか。

…つまり…、多くを望まずにいられる人だけが、
既婚男性との恋に向いていると言えるのです。


▼内向的な人は不倫に要注意

性格という点から見てみると、
内向的な人よりも
外交的な人の方が不倫には向いています。

一般的に、外交的な人は恋愛に入りこみやすいですが、
わりと醒めるのも簡単。

しかし内公的な人は、恋愛で苦労することが多く、
一度気持ちが盛り上がると、なかなか醒めないのです。
相手が本気で別れようと言ってきてもなかなか諦めきれず、
苦しんでしまいます。

つまり、内公的な方は、不倫をしようとするとき、
足を踏み出す前に、ちょっとだけ頭の中で考えてみてほしいのです。

この恋をして、自分はつらくならないかどうか。
この恋に進むのと進まないのと、どちらがしあわせか。

ただ…。そうは言っても…。

理屈では充分にわかっていても、
いけないいけない…と思いながら落ちてしまうのが
恋というものですよね。

相手は既婚男性。私は独身。だけど恋をしたい。

そう思ったときには、どうぞ、忘れないでくださいな。
誰かとの恋をするときには、意識的に、または無意識に、
自分が心の中で決めて、選んだ道を進んでいるのだということを。

悲しいことが起きたとしても、その原因の半分は
自分が作っているのだということを。

そしてときには、辛い恋をやめる勇気も必要なのだということを…。


【プロフィール】
安藤房子(あんどう ふさこ)
ハート・ジャンクション主宰。恋愛カウンセラー。
NPO法人ウインク認定オンラインカウンセラー。

プロフィール詳細
メディアでのお仕事・紹介など
恋愛カウンセラー 安藤房子の著書
恋についてのあれこれ、思うこと(ブログ)

●お仕事・講演会のご依頼、はメールでお願いします。

   

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