▼バレンタインデーの前に…
バレンタインデーが近づいてきましたね。
好きな人に告白したいと考えている読者の方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
今日は、バレンタインデーまでに準備しておきたいことについて
お話したいと思います。
今、みなさんは、好きな人とどんな関係ですか。
同じ学校や会社で、ときどき話すくらいの仲ですか。
朝の電車で顔を合わせているくらいの仲ですか。
相手の方は、あなたの存在に、まだ気づいていない段階ですか。
それとも、もう、
ときどき個人的に電話やメールをしたり、
ふたりで会う機会もあるという、友達以上の関係ですか。
もしも、まだ友達以上の関係でないとしたら。
ちょっと勇気を出して、バレンタインデーまでに
好きな人に近づいておきたいですよね。
以前もお話ししましたように、
「人は、近くにいる人を好きになりがち」
なものです。
逆に、あまり知らない人から告白をされたりすると、
「う〜ん。どんな人かわからないから、
気持ちにこたえようがないなあ…」
と思われがちなのです。
▼芸能人とファンの関係
これは、芸能人とファンとの関係を例にすれば、
わかりやすいかもしれませんね。
わたしたちは、テレビに出演している芸能人を、
「一方的に」知っていますよね?
もちろん、プライベートタイムの表情は知らないのですが、
バラエティ番組やドラマを通して、
「あ、この人はこういう人なのね」
という情報を、多少なりとも得る機会があります。
そして、その芸能人の特性が好みであればファンになり、
その気持ちが熱烈になった場合には、
「つきあいたいほど好き!」
という感情に発展することもあるわけです。
しかし、ブラウン管の中の彼は、私たちのことは知りません。
こういう関係の場合でも、ファンが芸能人にチョコレートをあげたら、
「ありがとう」
と、笑顔で受けとってもらうことはできるでしょう。
でも、
「好きなんです。彼女にしてもらえませんか」
と告白したとしたら…!?
相手は、私たちに関する情報を事前に得ていないわけですから、
好きか嫌いかすら判断することができないまま、
断るしかないというわけです。
もちろん、チョコレートを渡したその場でひとめぼれされるという
可能性もありますが、
まったく会話を持たないまま恋愛に発展するのは
かなり稀ではないかと思います。
つまり、好きな人との関係を恋愛に発展させるためには、
事前情報を相手の人に与えておく必要があるということです。
▼気軽に、あいさつ
事前情報を与えるきっかけとしていちばんいいのは、
単純なことですが、気軽にあいさつをしてみるということです。
よく行く場所で会う人なら、
「よく会いますね」
と、ひとことかけてみる。
同じ会社や学校の人なら、いつも笑顔で
「おはよう!」
と言ってみる。
そうやって、ちょっとずつ相手の人と接触する機会を持つことが、
恋愛につながっていくわけです。
▼声をかけられないのは、なぜ?
とはいえ、それが言えないから困っているのよ、
という方が多いのかもしれませんね。
では、あなたが好きな人に声をかけられないのは、
どうしてなのでしょうか。
恥ずかしいから。
声をかけて無視されるのが怖いから、
自分の弱点を知られるのが怖いから。
きっと、こうしたいろいろな理由がありますよね。
これらの理由をひとことで言いますと、
「声をかけたら、相手の人が不快に思うのではないか。
そして嫌われてしまったらどうしよう」
ということなのではないでしょうか。
▼「声をかけられない」は癖になる
実は、この「声をかけられない」というタイプの人は、
日常のほかのシーンでも、
似たような経験をしている場合が多いのです。
たとえば、大学受験を目の前にして、
「どうせ自分は、勉強しても受からないから」
と思い、受験勉強を放棄してしまったり。
転職したいという強い願いがありながら、
「不景気だから、自分には無理に決まっている」
と思い、夢を早々にあきらめてしまったり…。
▼意識的に「逃避」癖をやめてみる
このように、自分にとって大事な局面が訪れると
逃げてしまいたくなる気持ちを「逃避」と言います。
この「逃避」の気持ちは癖になってしまいがち。
そして、これを続けていますと、欲しいものや欲しいことを
得にくくなってしまいます。
この逃避癖をやめて、「ここぞ!」というな局面で
力を発揮していくようにしていくことが、
恋愛や仕事をうまくいかせるためには必要なのです。
ちょうどバレンタインデーが近いですので、ちょっと意識的に、
このクセから抜け出すようにしてみてはどうでしょうか。
「声をかけたら、嫌われる」
という気持ちは、実は本人の思いこみに過ぎない場合が
結構多いものです。
相手の人と逆の立場になったことを考えてみると、
そのことがよくわかると思います。
よく行く場所でよく会う人からあいさつをしてもらったとき。
うれしい気持ちになる場合はあっても、
不愉快になることはあまりないと思いませんか?
まだ親しくない人から突然
「好き」
と言われたら驚いてしまいますが、
知り合いがひとり増えるのは楽しいことだと思いませんか?
相手の人も、きっとそうだと思いますよ。
まずは声をかけてみる。
好きな人に、今までよりちょっとだけ近づいてみる。
そうすると、意外とお互いの趣味が似ていることがわかったりして、
会話がはずんだりするかもしれませんよ。
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