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Love Text - Column - vol.77 …byアン

■ 心の真ん中にあるもの


誰にでも、
大切にしているものがある。
ときどき、忙しさの中で
忘れそうになるけれど。

わたしにとって大切なこと。
それをないがしろにしたとき、
心と身体は疲れてしまう。
それをうまく
大切にできているとき、
心と身体は健やかになる。
心に余裕ができてきて、
好きな人にも、やさしくできる。

忙しさに
埋れてしまいそうになったら。
すこしリラックスして、
心の声に耳をすましてみる。

わたしは、
どう生きていきたいのか。
今の仕事をほんとうに好きなのか。
好きな人ともっと会いたいのか。
もっとのんびりしたいのか。

そういうことが、
心の声に耳をすますと、わかる。
心の真ん中で
大切に思っていたことを
思い出せる。





▼あなたは、恋愛下手?

恋愛下手なハードワーカーは、
自分がやりたい仕事をしていないケースが多く、
いい子ちゃん願望が強い…。
前回は、そんなお話をしました。

今回は、このあたりを、
もう少しもう少し詳しくお話ししたいと思います。


▼仕事をするのは、そんなに偉いこと?

恋愛下手なハードワーカーには、
自分の中のいい子ちゃん願望を満たすために仕事をしてしまう
ケースがあります。
周囲の人に認めてほしい。
という気持ちが、仕事へと向かわせてしまうのです。

つまり、
「仕事をたくさんすること=善」
という考え方をしている人が多い、ということが言えると思います。
でも、本当にそうなのでしょうか?


▼自分で自分を縛ってしまう

こんなことを言うと、
「仕事をするのは、いいことに決まっているじゃない?」
と感じる方もいらっしゃるかも知れませんね。

たしかに、今の世の中では、仕事をして、ある程度のお金を
得ていかないと、生活ができません。

そして、仕事を一生懸命にやっている人のことを、
「あの人は、本当に仕事熱心で偉いね」
と、評価する風潮がありますよね。

私は、この風潮は、ちょっと危険なのではないかと思っています。
なぜかと言いますと、
「仕事をたくさんしている人=善ならば、仕事をあまりしていない人=悪」
という考え方につながりかねないからです。

そして、この気持ちがあまりに強いと、
「もっと仕事をしなくちゃ、しなくちゃ」
と、自分を縛ってしまい、苦しい思いをしてしまうからです。

果たして、長時間働くことが、本当に賞賛に値するのか。
私は、違うと思います。
1日3時間だけ働きたいという人もいるでしょうし、
睡眠時間を削ってでも働きたいという人もいる。
そして、両者のうちどちらがよりいい、などとは
決められないと思うのです。


▼専業主婦 VS 兼業主婦

よくメディアで、“専業主婦 VS 働く主婦”という特集が
ありますよね。
仕事をしている方が偉いとか、
いや、家族のために家で過ごすのが偉いとか。
そんな議論がくりひろげられています。

私はついつい見てしまうのですが、見ながら、
「ああ、不毛な議論だなあ…」
と感じてしまいます。
どちらでもいいのに。その人がしあわせならば。

そして、大事なのは、どちらを選ぶかではなくて、
自分が納得する道を選ぶことだと私は思います。

仕事に没頭する自分を選ぶのが自分なら、
恋愛をする自分を選ぶのも自分。
兼業主婦であることを選ぶのも自分なら、
専業主婦になることを選ぶのも自分です。

自分で選び、その選んだことを家族や恋人が理解して
くれるのなら、どんな生き方をしてもいいのではないか
ということなのです。


▼自分のスケジュールは、自分で決めたい

実は私も、以前は、
「やりたくない仕事をやり続けるハードワーカー」
でした。

私は、約4年間、広告制作会社に勤務していました。
明け方まで仕事をする毎日。
休日は年に数日あるかないか。
仕事に波がなく、年中忙しい。

そして、何よりもつらいのは、
自分の仕事の決定権を、自分が持てない、ということでした。

例えば、ある企業向けの企画を思いついたとしますよね。
企画書を作っても、上司が「NG」を出せば、そこでストップ。
私は、企業に企画を持ちこむことすら許されません。

また、自分の仕事のスケジュールを決める権利は、
制作サイドのひとりである私にはありませんでした。
営業のトップが決めたスケジュールにのとおりの
生活をしなければいけないわけです。

しかも、そのスケジュールは、半端じゃないハードスケジュール。
深夜、社内の打ち合わせを終えてから、翌朝まで数案の企画と
デザインラフを仕上げなければならない、ということが
日常茶飯事でした。

そして、私はいい子ちゃん願望がとても強い人間でした。
みんなに認められたいし、みんなに好かれたい。
結局は、決められたスケジュールをこなそうと必死になっていました。

自由がきかない…。

会社勤めなのですから、当然と言えば当然ですよね。
でも、人一倍気が強く、自己主張の強い私には、
耐えがたいことでした。

好きな人への接し方も、どんどん雑になっていきました。
とにかく、会社への不満と、
それを変えていけない自分への不満のことで頭がいっぱいで、
周囲の人にやさしくなれずにいたのです。

 

▼過食症、生理不順、円形脱毛症

「このまま、ここで働いていちゃいけない」
そう思いながら、私はそれから2年間、おなじ生活を続けました。
理由は簡単です。生活のためです。

そしてもうひとつ。
私には、会社を辞めて新しい仕事を見つける自信がありませんでした。
すべてをなくすのが、怖かったのです。

そんな状態で毎日深夜か明け方まで働いていたわけですから、
当然、身体もおかしくなっていきました。
生理が月に3度もくるようになり、過食症と円型脱毛症にもなりました。

病院に行くと、お医者さんは
「ストレスですねえ…」
と一言。お医者さんは、はっきりとは言いませんでしたが、
今考えてみますと、あれは心身症だったのだと思います。

やっと会社を辞めたのは、辞めたいと思ってから2年ほど
たってからのことでした。
将来への自信がついたわけではありませんでした。
次の仕事のあてもまったくないままでした。

でも、やっと、
「もしも失敗してもいい。やりたくない仕事スタイルを
続けるのはもうやめよう」
と、ふんぎりがついたのです。

その後、
たまたま縁あって、フリーで仕事をスタートすることができました。
右も左もわからない世界に飛びこみ、生活も不安定。
あいかわらず、忙しい毎日。
でも、その忙しさを決めているのは自分。

もう、誰かの言いなりになって仕事をすすめているわけではありません。
思いついたアイディアは、好きなときに、好きな会社に、
プレゼンテーションすればいいのですから。

そんな、なんでも自分で選び、決めていけるような生活になり、
体調も少しずつよくなっていきました。
心にも余裕ができ、周囲の人たちにやさしい気持ちで
接することができるようになりました。

 

▼こだわりを大切に

こうした自分の経験や、みなさんから寄せられる相談から、
自分のやりたいことをするということは、
生きていく上で、とても大事なことだと思うのです。

私にとって、大事なことは、
仕事とスケジュールを自分で管理できる状態にすることでした。
そして、自分がやりたい仕事だけをすることでした。

きっと、誰にでも、その人なりの、仕事に対する考え方が
あると思うのです。

自己表現できるかできないかにこだわりたい人。
収入にこだわりたい人。仕事の内容にこだわりたい人。
人間関係にこだわりたい人。労働時間にこだわりたい人…。

そして、こだわりたいことの中にも、
優先順位があるのではないでしょうか。

みなさんは、自分にとって、もっとも大事なことをしていますか。
優先順位の高いことが、実現できていますか。
仕事と恋愛は、密接に関係しています。

もしも、ハードワークで恋愛ができない…とお悩みのときには、
今、いちばんやりたいことをノートに書いて整理してみては
いかがでしょうか。


【プロフィール】
安藤房子(あんどう ふさこ)
ハート・ジャンクション主宰。恋愛カウンセラー。
NPO法人ウインク認定オンラインカウンセラー。

プロフィール詳細
メディアでのお仕事・紹介など
恋愛カウンセラー 安藤房子の著書
恋についてのあれこれ、思うこと(ブログ)

●お仕事・講演会のご依頼、はメールでお願いします。

   

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