▼福袋を買う人、買わない人
みなさん、あけましておめでとうざいます。
…というにはもう遅すぎですが(笑)。
今年もできるかぎり、毎週土曜日に恋マガをお届けしたいと
思っています。
どうぞ、おつきあいくださいませ。
ところで、
みなさんの中で、福袋を買った人は、いらっしゃいますか?
先日、テレビでニュースを見ていたら、
福袋を山ほど買った人たちの映像が流れていました。
中には17万円分も使った家族もいらっしゃって、ちょっと驚きました。
ああ…もったいない。
それだけのお金があれば、ほんとうにほしいものを、
ちゃんと自分の目で選んで買えるのに…。
というのが私の感想です。
買ってしまった方には大変もうしわけないのですが…。
福袋を買う人は、恋愛下手な一面を持っていると思います。
最初から福袋の中身がわかる場合は別です。
中に何が入っているのかわからないものにお金を出す。
このことが、恋愛下手とつながっていると思うんです。
▼福袋を買うときの心理
福袋を買うときって、
「これがほしい」
と思って買うわけじゃありませんよね。
どちらかというと、
「いろんなものが入っていて楽しいから」
という理由で買う方が多いのではないでしょうか。
では、その心の奥底では、何をほしがっていたのかというと、
たぶん、以下のような気持ちがあったのではないでしょうか。
・金額以上のものを手に入れて、トクな気分を味わいたい。
・ほしいものは特にないけれど、とにかく何かモノが欲しい。
・ほしいものはあるけれど、それは高額で買えない。
だからとりあえず福袋でも買って気を紛らわしたい。
しかし、福袋を買い、実際に中身を見ると…
「これは、自分には合わない」
「これは、ぜんぜんほしいものとは違った」
そういう思いをする方が多いのではないでしょうか。
福袋を買うときというのは、せいぜい、
どんなお店でどんなブランドのものを買うかしか、選ぶことができません。
つまり、自分がほしいものは何かという目標設定を曖昧にしたまま
購入しているわけです。
その結果として、
ほしいものが手に入らないのは当然の話です。
そして、福袋を買うときの気持ちと行動は、
恋愛相手を選ぶときにも出てきてしまいます。
人って、何に向かうときも考えることはだいたい一緒。
プライベートのときのスタンスと、恋愛や仕事のスタンスが
ガラッと変わるということはあまりないものです。
▼福袋を買う気持ちで恋愛をすると…
福袋を買うときのような気持ちで恋愛相手を求めているとき。
きっと、以下のような気持ちなのではないでしょうか。
・トクな人生を歩みたい。だから、とりあえず、
お金持ちの人とでもつきあいたいな。
・好きな人がいないけれど、とりあえず誰かとつきあいたい。
よし、手ごろな人とつきあってしまおう。
・つきあいたいタイプの人はいるけれど、そういう人とは、なかなか
つきあうチャンスがないかも。よし、タイプじゃない人とでもいいから
つきあってしまおう。
そういう気持ちで、誰かとつきあったとしたら、きっと、
「ああ、つきあってみたけれど、なんだか今ひとつ楽しくないな」
という結果に陥りがちなのではないでしょうか。
▼福袋的恋愛から脱出するには!?
では、どうやってこの福袋的恋愛から抜け出せばいいのかというと、
まずは、自分がどんな人とつきあいたいのかを、
はっきりとイメージしてみるということです。
人間は、自分がイメージしたことを実現していく力を持っています。
そして、イメージするときの根っこになるのが、
自分はどう生きていきたいかということです。
それが具体的にイメージできないと、
どんな人とつきあいたいのかが具体的に見えてきません。
心から、ひとりの人を愛することもできません。
▼どう生きていきたいのかを、はっきりさせる
そんなときには、
すこしゆっくりと、ひとりでいられるような時間をとり、
どう生きていきたいのかを考えてみてください。
自分にとって、いちばん大事な、ゆずれないことは何か。
どんなふうに年を重ねていきたいのか。
仕事とはどう向き合っていきたいのか。
周囲の人たちとはどんなふうにつきあっていきたいのか。
自分が今できること、やりたいことは何か。
それらをひとつひとつ考えてみますと、
すこしずつ、自分の将来像が見えてきます。
どんな生活を送りたいのかが見えてきます。
自分の信念というものが、はっきりとしていきます。
どう生きていきたいかがはっきりしたときには、
どんな人と恋をしたいのかも自然に見えてくるでしょう。
そうなれば、「誰でもいいからとりあえずつきあおう」
という気持ちで恋愛に向かうこともなくなります。
ひとりの人を深く愛せるようになります。
2004年ははじまったばかり。
ただ「今年の目標」をたてるのではなく、
長いスパンで未来予想図を描いてみてください。
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