ひとつの恋が終わったとき。できれば、
「あの人とつきあってよかったな」
って思いたいですよね?
だけど中には、別れた彼を攻撃してしまう女の人もいるようです。
山崎拓幹事長の元愛人がそうですよね。
先日、その元愛人の記者会見を見てびっくり。彼女は、山崎氏との関係と、山崎氏の性的嗜好を綴ったを暴露本を出版。記者会見会場には、ふたりの会話を録音したテープまで持参しているんですもの。
そして、「私は彼の性の奴隷だったのでは」という発言をしている…。
私、この記者会見を見ていて、怒りがこみあげてきたのです。
「あなたもセックス、楽しんだんじゃないの?」
「どうして元恋人が困るようなことをしてるの?」
って。
私には、彼女が、自分の恋(セックス含む)の経過と結末を、男のせいにしているようにしか見えなかったのです。彼女の思考回路は、たぶん、彼に呼ばれていつも会っていた
→ そして私は不幸になっちゃったの → この責任どうとってくれるの? → あなたも不幸になりなさい!
…というものだったのではないでしょうか。
元愛人によれば、彼女が妊娠したときに、山崎氏が「中絶してくれ」と言ったそうです。それが本当だとしたら、山崎氏も無責任な男だなぁ…と思います。
でも、その山崎氏とセックスしていたのは彼女ですよね。むりやり犯されていたのでしょうか? そうでなければ、ふたりは“お互いさま”ではないでしょうか。なのに、元恋人の性的嗜好を暴露するなんて。精神的な暴力以外の何ものでもないですよね?
あの元愛人ほどではないにしろ、自分の行動を“彼のせい”にしてしまう女の人が多いように思います。
あなたのまわりに、
「彼に愛していると言われたから、仕方なくつきあっていたの」
「彼が迫ってきたので、ホテルに行くしかなかったの」
なんて話す女の人はいませんか?
これらの言葉って、お酒でも飲んでいるときに話されたりすると、
「ふむふむ、なるほどね」
なんて、納得してしまいがち。だけど、よくよく考えてみると、
「あれ? へんだな?」
ということに気づくはずです。
自分の行動を決めているのは、一体誰なのでしょう? 自分ですよね。
「彼に言われて」、「仕方なく」行動したことだとしても、それを選んだのは本人なのです。
つまり、
「彼が○○と言ったから○○するしかなかったの」
という話し方は、責任転嫁以外の何物でもありません。
もちろん、責任転嫁のすべてが悪いわけじゃありません。ちょっとした失敗を「自分のせいじゃない」
と思うことで、自分の内部にストレスを貯めにくくなり、のびのびと生きられるようになります。友達に、
「彼のせいでさんざんな目にあっちゃったわよ」
なんて愚痴をこぼすことで、だいぶ気持ちが楽になったりします。
問題は、責任転嫁の気持ちがどんどん膨らんでしまい、元恋人を攻撃して困らせてしまうことなのです。
山崎幹事長の元愛人は、今、気持ちがすっきりしているでしょうか?
たぶん、していないと思います。人を攻撃しても、気持ちは何も解決しないのです。もし、彼女が「あ〜すっきり」なんて思っているとしたら、かなりの悪女です。
恋の責任って、男の人がとるものでしょうか?
違いますよね。
ふたりで恋をしたのなら、その恋の経過と結果の責任は、ふたりに半分ずつあるんです。もちろん、だからと言って、自分を責める必要もありません。自分を責めると、ストレスがたまってしまいますから。
恋が終わったら、その事実を受け止める。
「仕方ないこと」
と諦めて、さっさと次の恋を探す。責任転嫁のあまり、相手を攻撃したりしない。自分が恋した相手を貶めるような行為は、自分の価値を下げるだけなのですから。
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