自分の心の中でとても気になる相手や、
大事な相手のことは、とても心配になったりする。
心配だから、早く帰ってきてね、とか、
事故に遭わないように気をつけてね、
なんて思ったりする。
自分の中で思っているだけの心配は、
優しさ、という心と、とても似た気持ち。
自分の中で、強く、大きく、抱えている心配は、
祈りに近いような気持ち。
だけど、時々、口に出してしまう時がある。
たとえば、好きな人と心がうまく通じ合わない時。
たとえば、好きな人のすべてを束縛したくなった時。
そんな時、つい、自分の中で育った感情を、
口にしてしまう時がある。
あなたのことが心配だから、注意しているのよ。
心配しているのに、どうしてわかってくれないの。
そう言って、相手に押しつけちゃう時が、ある。
そんな気持ちを押しつけられたら、
どんな気持ちになるんだろう。
いらいらする時もある。
余計なお世話だよって時もある。
不安をあおられたような気持ちになる時も。
押しつけの心配は、もう、心配じゃない。
押しつけの心配は、ただ、自分の感情の吐露だ。
心配は、心配のまま、
そっと思っているくらいがちょうどいい。
心配は、心配のまま、
そっと伝えるくらいでちょうどいい。
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