私の友人で、夫とよくけんかをする人がいます。
「もう頭にくる!またけんかしちゃった」と毎週のように怒っているのですが、またすぐに仲直りするみたい。すぐにケロっとしています。
こうなるとある種レクレーションのようで、「けんかした」と聞いても、「あらまた始まったの?」と笑ってしまいます。
けんかするほど仲がいい―まさにそんな感じです。
我が家はどうかというと、どちらもあまり怒らないのでけんかはあまりしません。
一方の雲行きがあやしいと、察知して相手を怒らせないように先周りしてしまうようです。ところが先日彼が爆発してしまいました。
夫は朝早く家を出て、帰りも帰宅は遅いです。平日はほとんどゆっくり話しするのはまず無理で、どうしても必要なことしか話さないというのがあたり前になっていました。
私はというと子供を寝かしつけていて一緒に寝ちゃったり、私の方が仕事が終わらず、ずっとパソコンの前から離れられなかったりというのが続きました。
そうそうコミュニケーションが不足してしまったのです。
直接話してくれればいいのに、ある日の夜、ど〜ん、ど〜んという鈍い音が何度か続き、彼の部屋をのぞいてみると、壁を蹴っていたようで、壁に穴が空いていました。
その穴は彼の心の穴と同じようにみえ、彼の寂しかった気持ちがストレートに伝わってきました。
人間楽しいときもあれば苦しいときもあり、男の人だって時には泣きたくなることもあるでしょう。つらい時こそ、傍にいてあげたいと思います。
どうしても子供の前では、親として強がらなくてはいけない部分も出てきますが、パパ・ママである前に男と女でいたいです。
ふたりの時間を大事にして、いっぱい語り合えるといいですね。
そして時には思い切ってけんかをすることもとても大切です。
いつも強がっている私なので、たまには甘えてみようかな。
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