「基本的に男は女を守るものだと思っているから、
男女の友情なんてあえりえないし、女友達もいない」
こんなふうに考えている男の子と恋をしたことがありました。
男の子には守られたいけど、わたしだって守りたい。
しかも、男女の友情が成立しないなんて考えたこともなく、
男友達と“女友達”のように付き合ってきたわたしと彼は、
このテーマでよくケンカをしました。
そんなわたしにとって、
アンアン(No.1502)の「今どきの友だち実態」アンケートは
なかなか興味深いものでした。(回答者の248人は、たぶんすべて女性)
【Q】男友達はいますか?
いる 74% いない 26%
【Q】男女の友情は成立すると思いますか?
成立する 77% 成立しない 23%
“女”としての感覚を共有できる女友達の良さに対して、
女同士のわずらわしさがなくて、
自分にはない“男”の感覚に刺激を受けることが
男友達の良さだと、アンケートにはそう書いてある。
わたしならこれに“一生もの”という良さを付け加えてみる。
海の向こうにいる男友達が「これ、読んでみて」と
自分で書いた文章をメールで送ってきた。
かなりの量だったけれど、わたしは印刷して真剣に読んで
数日後、彼に感想を送った。
その返事がこれだった。
有難う。こんなに真剣に読んでくれると嬉しい……
というか僕たちはもう“バディー”だからね。
なにがあっても二人の仲は滅多にくずれることはないじゃん。
だってそうでしょ、彼女、彼の関係だとさ、もう二度と会わない関係に
なりがちだし、この世の中ね。本当に有難う。
男友達とは“別れ”がない。
音信不通になることはあっても、それは自然の摂理で、別れじゃない。
別れた恋人が親友になった、というパターンも、もちろんあり。
濃密な時間を共有した相手と友達になれたら、それこそ“一生もの”。
せっかく出会ったステキな人なら、男女問わず、年齢問わず、
良い関係を長く続けていったほうが人生楽しいじゃん。
というわたしの考え方を受け入れることができなかった冒頭の彼の、
最初の女友達に、わたしはなりたいと、実は思っている。
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