| 前回に続き、講談社「フラウ」のWEB会員229名(20代・30代中心)に聞きたアンケート結果から。
 ○交際相手にお金を貸して、返ってこなかったことがありますか?     ・ない 159人   ・ある 70人 ○交際相手からぶたれたり、言葉の暴力を受けたことがありますか?    ・ない 173人   ・どきどきある 50人   ・よくある 6人 ※参考資料:FRaU NO.300(講談社 2003/10/28) 約3分の1の女性が、恋人から借金を踏み倒され、
 約4分の1の女性が、恋人から暴力を受けたことがある、という。
 状況は解らないけれど、
 喜んでお金を貸したり、殴られたりした人はいないと思う。
 そして多分、
 一度受け入れてしまったら、もう一度同じことが起こる確率は、高い。
 美人で頭が良くて、気が強くて自信家で、恋愛には慎重派のK子。人を見る目があるから、当然オトコを見る目もある。
 そのK子でも、自分を殴る男と1年も付き合っていたらしい。
 「わたしが我慢していれば、アイツもいつか変わるんじゃないかと思って」K子。それは、甘い。
 不本意な状況を納得しようと、自分の心に言い訳をするから
 「でも結局、なーんにも変わらなくて、ますます暴力的になっただけ」
 こうなってしまうワケ。
 人を傷つけたり、借金を踏み倒す男の心理分析は専門家に任せるとして、万が一、こんなヘボ男に当たってしまったら、
 「わたしが我慢しても何も変わらない」
 という謙虚な気持ちで、潔く身を引こう。
 「わたしが我慢すれば彼は変わるかも」
 なんて思うのは傲慢。
 不幸と引き換えに味わう愛情“風味”は、口当たりは悪いけど、クセになるときもある。
 でも、忘れないで。
 “風味”は本物じゃ、ない。
 
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