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Love Text - Column - vol.141  …byアン

■ 「友達が、私の彼と」 〜ホリエモンとエビちゃんと略奪愛の関係〜


友達に彼を奪われたりすると
悲しいだけじゃなくて
悔しくて仕方なくなる

あの子のほうが
私より魅力的ということ?
なんて思ったりして
自分のぜんぶを否定された気がして

そして
こんなふうに思ったりする
「テレビに出ているきれいな女優さんに
奪われるなら まだ仕方ないけど」
って

だけど
そんなふうに思っていると
悔しさがどんどん増していくだけで
気持ちがぜんぜんすっきりしない
目の前にあることをなにも
楽しめなくなってしまう

だから
もう悔しがるのはやめる
私がふられたのは
あの子より魅力がなかったわけじゃない
たまたま
彼にとって
あの子のほうがよかっただけ
そう思うようにする

そして
もうふりむかない
新しい私を作っていく





▼友達に彼を奪われて……

「友達に、彼を奪われたんです。もう悔しくて悔しくて……」

ときどき、そんなご相談をいただくときがあります。
とても信頼していた仲のいい友達に彼を紹介したところ、
いつのまにか彼と友達が親しくなってしまった、というケースです。

このような相談者の方に共通している部分があります。
それは、単に失恋して悲しいというだけではなく、
「友達に彼を奪われて、とにかく悔しくて仕方がない」
という感情でいっぱいになっていることです。

大学2年生のAさんもそうでした。
Aさんは、家の近くにあるスポーツジムで知り合った、1歳年上の
男性と3か月前からつきあいはじめました。
ところが、その彼を友達に紹介したところ、しらないうちに
二人が仲良くなり、彼からさよならを告げられてしまったのです。

彼氏と、いちばん親しい友達とを一気に失ってしまったAさんは
こう言いました。
「本当に悔しくて。なんであの友達にとられたのかと。
だって友達は、私より美人というわけでもないのに……」

彼女の彼を奪った友達は、同じ大学のBさん。
Aさんいわく、AさんとBさんは、学力レベルもビジュアル的にも
同じくらいなのだそうです。

そして、自分より断然優れているわけでもない友達から彼を
奪われたということが、悔しさに拍車をかけているようでした。

▼エビちゃんなら許せる!?

そして、Aさんはこうも言いました。

「もしも、エビちゃんに奪われたのなら、あきらめもつくのですが……」

この彼女の台詞が、人間の嫉妬の心理を物語っていると思います。
なぜなら、人間は、自分と同等と思っている人にライバル心を持ち、
嫉妬する傾向があるからなんです。

逆に、自分よりも圧倒的に“格上”と思っている人には
ライバル心を持ちにくく、嫉妬もしません。
最初から相手を“自分とは違うすごい人”と思っているので、ライバル心や
嫉妬心の対象にならないのです。

 

▼ホリエモンと略奪愛

このことは、ライブドア前社長・堀江さんに対する“世間の感情”を
冷静に見てみても、わかると思います。
(堀江さんはもう容疑者ですけれど、容疑者になる前のお話を
したいので、“堀江さん”と表記させていただきますね。)

彼は今、容疑者となってしまいましたが、そうなるずっと以前から、
堀江さんを毛嫌いしている人がたくさんいたと思いませんか。

そして、
「堀江さんの経営手法が嫌い」
と、具体的に堀江さんをなぜ嫌いかをあげる人も中にはいましたが、
「なんとなく嫌い」
と言う人のほうが、かなり多かったのではないでしょうか。
この“なんとなく”という言葉こそ、ライバル心や嫉妬心のあらわれ
なのです。

彼は年齢も若く、球団買収の記者会見にTシャツ姿であらわれたこともあり、
世間からとてもラフな印象をもたれました。
さらに、ちょっと失礼かもしれませんが、彼は人一倍美形の男性という
わけでもないですよね。
学歴も、東大に合格はしたものの中退し、ITという新しい世界で
働いているからか、いわゆる“権威”を持っているふうには
見てもらえませんでした。

つまり、テレビのこちら側にいる私たちには、彼が自分より優れた人間には
見えにくかったわけです。
そんな堀江さんがどんどん活躍する姿を痛快に思う人もいた一方で、
「自分と同じような普通の奴なのに、すごく儲けている」
「なんで、あいつばかり得をしているんだ」
と、毛嫌いする人も、ものすごく多かった。

このあたりの大衆心理が、冒頭でお話ししたAさんのBさんに対する
ライバル心や嫉妬心と重なるのです。

堀江さんが、世の中的な権威を持っていて、“いかにもビジネスパーソン”
という格好をしていたら、世間は彼を自分より格上の人、と判断し、
ここまでライバル心や嫉妬心を持たれなかったでしょう。
Aさんが、
「エビちゃんになら奪われても許せる」
と思ったのと同じように、です。
そのくらい、人間が相手を格上と思うかどうかで、相手に対する
ライバル心と嫉妬心の強さというのは変わってくるものなのです。

▼略奪愛された悔しさから立ち直る方法

さて、話が少しずれましたが、ここで本題に戻りますね。
彼を友達に奪われたAさんが、この失恋から立ち直るには、
現実をもっと冷静に見つめることからスタートするしか
ありません。

彼を奪われたのはとても悲しいことですが、残念ながら、
彼にとっては、AさんよりBさんのほうが魅力的だったのです。
Aさんにとってはエビちゃんに見えないBさんも、彼には
エビちゃんに見えたのかもしれません。

恋愛って、自分ひとりでできるものではありませんよね。
相手がいてはじめて成立するものです。
そして、誰をエビちゃんと思うかを決めるのは、彼自身。
彼は、残念ながらBさんを選んでしまったわけです。

もちろん、だからといって、Aさんの外見や性格が
Bさんよりも劣っているわけではありません。
たまたま、彼にとってはBさんがエビちゃんだっただけ。
Aさんだって、誰かのエビちゃんになれるのです。

まずはそういう現実を認めることからスタートしませんと、
いつまでも
「悔しい、悔しい」
という思いばかりがつのってしまいます。
悔しさがいきすぎてしまいますと、彼や友達を恨んでしまう
ことにもつながり、ますますつらくなるだけでしょう。

だから、人にあまりライバル心を持たない。
嫉妬もしない。
悔しがって恨んだりしない。
失恋を少し悲しんだあとは、少しつらいけれど現実を見つめて、
他人も自分も責めず、自分を磨くためにいろんなことに
チャレンジしてみる。
そんなふうに、まずは行動してみてください。
行動すれば、感情も変わります。
マイナスの感情がプラスの感情に変化していき、略奪愛から
立ち直りやすくなるのです。

●関連コラム “感情を変える方法


【プロフィール】
安藤房子(あんどう ふさこ)
ハート・ジャンクション主宰。恋愛カウンセラー。
NPO法人ウインク認定オンラインカウンセラー。

プロフィール詳細
メディアでのお仕事・紹介など
恋愛カウンセラー 安藤房子の著書
恋についてのあれこれ、思うこと(ブログ)

●お仕事・講演会のご依頼、はメールでお願いします。

   

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