恋愛って、不思議ですよね。
たとえば、恋人が異性の友達と話しているだけで
猛烈に嫉妬する人もいるし、ちっとも気にしない人もいる。
嫉妬されると嬉しい人もいれば、嫌がる人もいる…。
以前、一度このコーナーでとりあげましたが、
嫉妬深いことと愛の深さは、必ずしもイコールではありません。
嫉妬する人としない人の違い。
それは…愛のカタチが違うだけなのかもしれません。
愛のカタチは、大きく6つに分類されると言われています。
以下が、6つの愛のカタチ。
嫉妬深い人は、以下の中の「マニア」タイプの人なのです。
●マニア(狂気的な愛)
嫉妬深く、すぐに恋愛相手の愛情を疑ったり、
もっと愛してと責めたりする。
独占欲の強さが前面に出た愛のカタチのことです。
●エロス(美への愛)
ひとつの恋にすべてをかけてもいいくらいにのめりこむ、
いわゆる恋愛至上主義の人の愛のカタチです。
甘くてロマンティックな恋愛が大好きで、
ドラマや映画のようなドラマティックな恋愛をのぞむ人は、
このタイプに入ります。
●アガペ(愛他的な愛)
どんなときも恋愛相手の幸せをいちばんに考え、
自分の恋愛感情の見かえりを期待しない愛のカタチ。
相手の幸せのためなら自分を犠牲にしてもいいという、
自己犠牲的な愛のことです。
●プラグマ(実利的な愛)
なんらかの目的のために、
恋愛を手段や道具のように使う愛のカタチです。
たとえば、お互いの家柄や学歴などを気にして恋愛する人は、
このタイプに入ります。
●ストルジュ(友好的な愛)
もともとの友達や同僚、同級生などと、
長い時間をかけて二人の関係を育んでいく愛のカタチ。
嫉妬や独占欲とは無縁の愛です。
●ルダス(遊びの愛)
ひとりの相手を独占したいという恋愛ではありません。
相手に対する嫉妬心がなく、
ゲーム感覚で楽しむ愛のカタチのことです。
このタイプの人は、自分の領域に踏みこまれるのも、
相手の領域に踏み込むのも嫌がります。
複数の人との恋愛を楽しむタイプです。
さて、あなたは、どの愛のカタチを好みますか?
これまでの恋愛経験をふりかえれば、
だいたい想像できるのではないでしょうか。
どのタイプの人の恋愛にも、長所はあります。
「エロス」タイプは、好きな人に夢中になるという
恋愛の醍醐味を体験できますし、
「アガペ」タイプは、相手に対して「愛されている」という
実感を与えることができるでしょう。
「プラグマ」タイプは、恋愛で大きな失敗をしにくいですし、
「ストルジュ」タイプは、
長い時間を一緒に過ごす結婚に向いています。
「ルダス」タイプは、嫉妬という苦しみをともなわずに
恋愛を存分に楽しめますし、
「マニア」タイプは、自分が嫉妬深い分、
恋愛相手に同じ思いをさせないように気遣いやすいでしょう。
ただし、「マニア」タイプの人は、
ちょっとだけ「愛し方改革」をした方がいいかも。
「マニア」の嫉妬や独占欲の感情がいきすぎると、
恋愛相手のことも自分のことも苦しめてしまいます。
恋人からふられたことに納得できず、
ストーカーになってしまうのもこのタイプです。
私は、マニアかも。
という人には、
意識的に「愛し方改革」をすることをおすすめします。
たとえば、
恋人以外の人と過ごす時間を増やすように心がけてみたり、
仕事に熱中してみたり、観葉物を育てたり…。
そうすると、すこしずつ、「マニア」な気持ちがすくなくなっていきます。
ちょっとしたことで彼を責めたり、疑ったりしなくなります。
おだやかな愛情が芽生えてきます、
嫉妬と独占欲はほどほどにして、
愛される女になりましょうね。
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