女の人には、本当に相手のことを好きじゃないとセックスできない人が多いようです。一方、男の人は、好きじゃない人ともセックスできる生き物。それほど好みではない女の人が相手でも、「この女の人とセックスできる」という状況になりますと、脳の男性ホルモンがたくさん分泌され、相手のことを一時的に欲しくなってしまうのです。
この男性ホルモン、お酒を飲んでいるときには、飲んでいないときよりもたくさん分泌され、より性欲が増してしまうようです。
ですから、男の人はよく「ただの友達なのに一緒に飲んでいるうちにホテルに行きたくなっちゃった」なんてことが起きたりするわけです。
そして、男の人が「相手を本気で好きではないのにセックスした場合」は、セックスの後には平常心が戻り、相手の女の人を求めなくなってしまうのです。
特に、一緒にお酒を飲んでいるときの恋は、長続きしないもの。
実際、アメリカのウィティア大学のチャールズ・ヒル教授(心理学者)ら研究者3人が1972年から続けた調査で、「酒場の恋は長続きしない」という結果が出ています。
調査対象は、ボストンにある4つの大学に通う2、3年生の、交際相手のいない男女100組と交際中の231組。
この人たちを対象に、チャールズ・ヒル教授らは、2年後、15年後、25年後に郵送にて交際状況を尋ねたところ、酒場で知り合った男女は長続きしないことが判明しました。
交際していた231組のうち103組が2年後には交際を終了。
15年後にも当初の相手と結婚生活を維持していたのは、わずか50組だったそうです。
また、大学時代に交際相手の女の人と性的な関係を持つことを急がなかった男の人の方が、愛情や生きがいを長く共有できる女の人と知り合えたというデータも出ています。
恋にお酒はつきもの。
お酒を飲むと、お互いに開放的になり、性的欲望も強まります。
でも、ホテルのあとに男の人が会ってくれなくなったら…。
残念ですけれど、相手は本気であなたを好きだったのではないのかも知れません。
そんなときには、苦しいですけれど、一度彼と離れてみてください。
そして、しばらくたってからもう一度誘ってみてください。それで彼がふりむかなかったら、その時にはあきらめた方がいいかも知れません。
彼が会ってくれないからといって、頻繁にメールや電話をするのは逆効果です。
人は「近くにいる人を好きになる」生き物なのですが、「相手のことを好きではない場合」には、「近くにいればいるほど好きではなくなる」可能性が大きいのです。
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